11月14日は埼玉県民の日なので、これを記念して県内に路線を持つ鉄道各社から1日フリーきっぷが発売されました。

該当するのは東武鉄道、西武鉄道、埼玉新都市交通、埼玉高速鉄道、秩父鉄道、つくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道)の6社で、金額はそれぞれ480円、480円、430円、580円、1000円、2420円となります。つくばエクスプレスは埼玉県内にほんの僅か引っかかるだけですが、値段からは全線有効のようです。注目は東武と西武で、特に東武は埼玉県内だけといってもそこそこのキロ数があり、480円は超お値打ちな値段。埼玉県から補助があるのかどうかは別として、これを使わない手はありません。

朝飯をすませたら8時過ぎに出発。まず池袋で東武のフリーきっぷを買います。ただし、有効となるのは和光市からだから、そこまではスイカで精算します。下は秩父鉄道のフリーきっぷ、変な形で定期入れに入らないのは不便です。乗る予定の寄居~羽生間だと840円ですが、2・3回途中下車すればモトは取れるでしょう。

和光市は何度も通っているけど、駅の外に出るのは初めてかも知れません。和光市になる前の駅名が私の住まいと同じ大和町と聞くと、なんとなく親しみを感じます。

現在は寄居までの直通運転はなく、小川町でワンマンの8000系に乗換えます。フリーきっぷ利用と思われる年寄りグループが多く、立ち客もちらほら。乗ったモハ83120はタイヤフラットがひどかった。

東武竹沢ではセージクリームの81111編成と交換。

11:03 寄居着。秩父鉄道のホームにはパレオエクスプレスが停車していました。県民の日の特別運転だそうです。

11:10 発車。埼玉の文字が入ったヘッドマーク付きでした。こうして見るとC58は小さいな。

客車4両だからそんなに煙は吐きません。

引上げ線にはオリジナル色が停車していました。改札を出れば順光で撮れそうですが、今日は秩父鉄道を優先します。

乗換えの改札で秩父鉄道のフリーきっぷを買い、ホームに降りたら熊谷行きの発車ベルが鳴っています。急行用6000系の各停運用は定期なのだろうか。いずれにせよクロスシートだから得した気分です。

秩父に来たら貨物列車を撮りたいので、武川で降ります。待機中の電機は手前から103、102、507、その奥に301の4両。途中で茶色の105と交換したけど、そのほかのピンクや黄色は見当たらない。

ここは使われていないホームがあります。貨物列車はそのホームよりさらに左の2線を
通ります。

武川の駅舎。乗務員の滞泊設備なんかもあるのだろうか。

駅前にあった激安の自販機。ややミニサイズだけど50円は大阪でもそんなに多くはない。しかも、サンガリアではなくバヤリースなんだから。

貨物列車を上下1本ずつ撮るまで、ここで粘ります。時刻は11:52。7500系のトップナンバーで超平和バスターズのラッピング。といってもオジサンにはなんのことやら。10月1日のダイヤ改正で熊谷~寄居間は増発されたそうで、本数は1時間に2~3本。風も収まってきたので寒くはありません。

上の画面の右手がこの大麻生25号踏切。右が熊谷方面の本線、真ん中の線路は引上げ線、左は三ヶ尻への貨物線で、奥の木立のあたりから左に別れます。

12:10、下りの貨物が来た。牽引機はデキ504。枯れ草がなければベストなんだけど、このくらいは我慢しよう。

12:22、7800系の2連も影森~三峰口間の専用ではなくなったようです。中間車改造の顔付きは嫌いではない。

12:26、ここまで乗った6001編成が戻ってきた。

12:43、上り貨物が発車。下り貨物の直前に到着し、機関車を303から301に交換しています。

貨物に半分被った7502編成。ジオパークのラッピングです。

すぐに交換した7503編成が通過。ラグビーワールドカップのラッピングです。貨物を2本撮れたから、ここは引上げよう。

次の熊谷行きはこの日2度目の6001編成。中央ドアを埋めた所のクロスシートは窓柱との干渉がなく特等席です。

6101の銘板。西武時代の車号はモハ229で、秩父鉄道への入籍は2006年3月15日となっています。

13:30頃に熊谷到着。パレオエクスプレスの回送に使うデキ201が待機していたので、駅の外に出て撮影。変わった構造の台車は軸重移動を押さえることを狙ったものですが、台車枠がすべてバネ下重量になってしまう欠点の方が大きかったようです。次の羽生行きの13:52までに駅上の日高屋で昼飯としたのですが、熱々の味噌ラーメンを食べきるには少し時間が足りなかった。

その次の羽生行きは14:29発、こんなスナップを撮ってもまだ時間が余る。その前の下りで上熊谷に行ってみよう。

上熊谷は新幹線と高崎線に挟まれた狭いホームがあります。

ホームとJR線との間には中途半端な空間が続いています。

よく見れば枕木が残っている所もある。そう、ここは1983(昭和58)年に廃止された東武鉄道熊谷線の跡なのです。熊谷線は乗ったこともありませんが、一度だけ高崎線の車内からセージクリームのキハ2000形を見かけたような記憶があります。

線路跡以外に熊谷線の痕跡と思われるものは発見できません。14:27、羽生行き到着。おっ、元都営6000系だった5000系だ。東武8000系よりも飾りっ気のない前面ですが、個人的にはそこそこまとまっていると思います。

羽生まで乗るのは10年ぶりくらい、まだ元国鉄101系がいた時代でした。途中にめぼしい街もないので、寄居方向より列車本数が少ないのも頷けます。武州荒木~新郷間は線路の両側が一面農地で障害物が少なく、東武の車両の回送を狙う場所として有名。ここで降りれば羽生で折返して来る5000系を撮れるなと思っているうちにドアが閉まってしまったので、次の新郷で降ります。時刻表を見ると熊谷方面が15:12、羽生行きが15:19だから、駅の近くで撮っても余裕で戻って来られます。

ここは貨物があった時代の名残なのか、ホームを外れてもしばらく複線になっています。線路脇の道は未舗装で柵やガードレールもありません。ちょうどよいポジションと思われる架線柱の所だけ雑草を踏み分けた跡がありました。皆さん考えることは同じなんですね。西の空はだいぶ雲が多くなったものの、お目当てが来る時は運よくうっすら陽が射す状態。正面ギンギラで側面とのコントラストがつき過ぎるよりはよいでしょう。

ホームに戻ったら線路脇に見事な柿の木を発見。ただ、これに限らずPL-8で撮ると柿の色は少し控えめに写ります。画質モードをVivid、露出を-1/3にしたら、ほぼ目で見た感じになりました。

羽生行きが到着。タブレット交換の名残で右側通行です。

羽生駅の東口。駅名標が出入り口部分にないのは、広場から見やすい位置ということなのだろうか。

羽生はユルキャラの数が日本一なのだとか。多けりゃいいってもんでもないと思うけど。

東武伊勢崎線は久喜~館林間が区間運転で、日中は6連がほぼ30分ごと。加須、鷲宮と結構乗って来ました。久喜から先は乗換えなしで中央林間まで行けます。

500系のリバティりょうもうを先に通します。

始発の中央林間行きは東急2020系。この座席は背摺りが中途半端に厚みがあり、座ってもなんとなく落ち着かない。

草加で各停に乗換え、次の谷塚で一旦下車。フリーきっぷの効力はここまでです。スイカで入場して中目黒行きに乗車。梅島で停車していた17:10頃に地震があり、かなりの揺れを感じました。北千住でJRに乗換えて18時過ぎに帰宅。下調べもない、行き当たりばったりの旅でしたが、そこそこの収穫はありました。なんといっても480円は安い。来年は県内の東武全区間乗潰しをやってみよう。

該当するのは東武鉄道、西武鉄道、埼玉新都市交通、埼玉高速鉄道、秩父鉄道、つくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道)の6社で、金額はそれぞれ480円、480円、430円、580円、1000円、2420円となります。つくばエクスプレスは埼玉県内にほんの僅か引っかかるだけですが、値段からは全線有効のようです。注目は東武と西武で、特に東武は埼玉県内だけといってもそこそこのキロ数があり、480円は超お値打ちな値段。埼玉県から補助があるのかどうかは別として、これを使わない手はありません。

朝飯をすませたら8時過ぎに出発。まず池袋で東武のフリーきっぷを買います。ただし、有効となるのは和光市からだから、そこまではスイカで精算します。下は秩父鉄道のフリーきっぷ、変な形で定期入れに入らないのは不便です。乗る予定の寄居~羽生間だと840円ですが、2・3回途中下車すればモトは取れるでしょう。

和光市は何度も通っているけど、駅の外に出るのは初めてかも知れません。和光市になる前の駅名が私の住まいと同じ大和町と聞くと、なんとなく親しみを感じます。

現在は寄居までの直通運転はなく、小川町でワンマンの8000系に乗換えます。フリーきっぷ利用と思われる年寄りグループが多く、立ち客もちらほら。乗ったモハ83120はタイヤフラットがひどかった。

東武竹沢ではセージクリームの81111編成と交換。

11:03 寄居着。秩父鉄道のホームにはパレオエクスプレスが停車していました。県民の日の特別運転だそうです。

11:10 発車。埼玉の文字が入ったヘッドマーク付きでした。こうして見るとC58は小さいな。

客車4両だからそんなに煙は吐きません。

引上げ線にはオリジナル色が停車していました。改札を出れば順光で撮れそうですが、今日は秩父鉄道を優先します。

乗換えの改札で秩父鉄道のフリーきっぷを買い、ホームに降りたら熊谷行きの発車ベルが鳴っています。急行用6000系の各停運用は定期なのだろうか。いずれにせよクロスシートだから得した気分です。

秩父に来たら貨物列車を撮りたいので、武川で降ります。待機中の電機は手前から103、102、507、その奥に301の4両。途中で茶色の105と交換したけど、そのほかのピンクや黄色は見当たらない。

ここは使われていないホームがあります。貨物列車はそのホームよりさらに左の2線を
通ります。

武川の駅舎。乗務員の滞泊設備なんかもあるのだろうか。

駅前にあった激安の自販機。ややミニサイズだけど50円は大阪でもそんなに多くはない。しかも、サンガリアではなくバヤリースなんだから。

貨物列車を上下1本ずつ撮るまで、ここで粘ります。時刻は11:52。7500系のトップナンバーで超平和バスターズのラッピング。といってもオジサンにはなんのことやら。10月1日のダイヤ改正で熊谷~寄居間は増発されたそうで、本数は1時間に2~3本。風も収まってきたので寒くはありません。

上の画面の右手がこの大麻生25号踏切。右が熊谷方面の本線、真ん中の線路は引上げ線、左は三ヶ尻への貨物線で、奥の木立のあたりから左に別れます。

12:10、下りの貨物が来た。牽引機はデキ504。枯れ草がなければベストなんだけど、このくらいは我慢しよう。

12:22、7800系の2連も影森~三峰口間の専用ではなくなったようです。中間車改造の顔付きは嫌いではない。

12:26、ここまで乗った6001編成が戻ってきた。

12:43、上り貨物が発車。下り貨物の直前に到着し、機関車を303から301に交換しています。

貨物に半分被った7502編成。ジオパークのラッピングです。

すぐに交換した7503編成が通過。ラグビーワールドカップのラッピングです。貨物を2本撮れたから、ここは引上げよう。

次の熊谷行きはこの日2度目の6001編成。中央ドアを埋めた所のクロスシートは窓柱との干渉がなく特等席です。

6101の銘板。西武時代の車号はモハ229で、秩父鉄道への入籍は2006年3月15日となっています。

13:30頃に熊谷到着。パレオエクスプレスの回送に使うデキ201が待機していたので、駅の外に出て撮影。変わった構造の台車は軸重移動を押さえることを狙ったものですが、台車枠がすべてバネ下重量になってしまう欠点の方が大きかったようです。次の羽生行きの13:52までに駅上の日高屋で昼飯としたのですが、熱々の味噌ラーメンを食べきるには少し時間が足りなかった。

その次の羽生行きは14:29発、こんなスナップを撮ってもまだ時間が余る。その前の下りで上熊谷に行ってみよう。

上熊谷は新幹線と高崎線に挟まれた狭いホームがあります。

ホームとJR線との間には中途半端な空間が続いています。

よく見れば枕木が残っている所もある。そう、ここは1983(昭和58)年に廃止された東武鉄道熊谷線の跡なのです。熊谷線は乗ったこともありませんが、一度だけ高崎線の車内からセージクリームのキハ2000形を見かけたような記憶があります。

線路跡以外に熊谷線の痕跡と思われるものは発見できません。14:27、羽生行き到着。おっ、元都営6000系だった5000系だ。東武8000系よりも飾りっ気のない前面ですが、個人的にはそこそこまとまっていると思います。

羽生まで乗るのは10年ぶりくらい、まだ元国鉄101系がいた時代でした。途中にめぼしい街もないので、寄居方向より列車本数が少ないのも頷けます。武州荒木~新郷間は線路の両側が一面農地で障害物が少なく、東武の車両の回送を狙う場所として有名。ここで降りれば羽生で折返して来る5000系を撮れるなと思っているうちにドアが閉まってしまったので、次の新郷で降ります。時刻表を見ると熊谷方面が15:12、羽生行きが15:19だから、駅の近くで撮っても余裕で戻って来られます。

ここは貨物があった時代の名残なのか、ホームを外れてもしばらく複線になっています。線路脇の道は未舗装で柵やガードレールもありません。ちょうどよいポジションと思われる架線柱の所だけ雑草を踏み分けた跡がありました。皆さん考えることは同じなんですね。西の空はだいぶ雲が多くなったものの、お目当てが来る時は運よくうっすら陽が射す状態。正面ギンギラで側面とのコントラストがつき過ぎるよりはよいでしょう。

ホームに戻ったら線路脇に見事な柿の木を発見。ただ、これに限らずPL-8で撮ると柿の色は少し控えめに写ります。画質モードをVivid、露出を-1/3にしたら、ほぼ目で見た感じになりました。

羽生行きが到着。タブレット交換の名残で右側通行です。

羽生駅の東口。駅名標が出入り口部分にないのは、広場から見やすい位置ということなのだろうか。

羽生はユルキャラの数が日本一なのだとか。多けりゃいいってもんでもないと思うけど。

東武伊勢崎線は久喜~館林間が区間運転で、日中は6連がほぼ30分ごと。加須、鷲宮と結構乗って来ました。久喜から先は乗換えなしで中央林間まで行けます。

500系のリバティりょうもうを先に通します。

始発の中央林間行きは東急2020系。この座席は背摺りが中途半端に厚みがあり、座ってもなんとなく落ち着かない。

草加で各停に乗換え、次の谷塚で一旦下車。フリーきっぷの効力はここまでです。スイカで入場して中目黒行きに乗車。梅島で停車していた17:10頃に地震があり、かなりの揺れを感じました。北千住でJRに乗換えて18時過ぎに帰宅。下調べもない、行き当たりばったりの旅でしたが、そこそこの収穫はありました。なんといっても480円は安い。来年は県内の東武全区間乗潰しをやってみよう。