モハメイドペーパーの      何が出てくるか2

かなり「鉄」分が多めの内容になっています。             2019年11月以前のバックナンバーはこちら。             http://jorctk.cocolog-nifty.com/                    カウンターはココログからの通算です。

2022年01月

コンテナ貨車を作る(その2)

 ぬか屋さんのコキ、コキフもどきは完成間近のようですが、こちらは試行錯誤を繰返しています。

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車体長さは実物のコム1形を参考にして168mmとしたのですが、そうすると2個のコンテナがかなり接近してしまいます。本物は1個積みの時に車体中央に乗せるよう、真ん中にもコンテナ締結装置があるので、かなり隙間が空きます。いろいろ調べてみるとコンテナの長さが少し長すぎるようで、これは縮められないから車体を延長することにしました。床板に使った余りを5mm幅に切り、これを縦にしてセンターがずれないよう前後に接着。8mm長くしました。

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次はカプラポケットを作ります。0.4mmの真鍮板でチャンネルは4×10×4、下からネジ止めするので、0.5mmの板を重ねてタップをたてておきます。穴が2箇所あるのは、前後を間違えて修正した結果です。

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カプラポケットが嵌り込むよう、床板を切欠きます。

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こんな具合に収まります。チャンネルの幅が微妙に違うので、1個ずつ摺り合わせて合い番号をふっておきます。

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機関車と連結してみると、ん、ちょっと高めだな。ちゃんと計算したはずなんだけど。

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スペーサーとして0.8mmのプラ板を2枚挟んでみました。

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よし、ぴったりだ。

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床面とツライチになるはずが凹んでしまった。これでは見てくれが悪いので修正します。

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ぴったりの寸法に切った1mm板を接着。

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なんとか辻褄を合わせました。カプラポケット取付けのネジ穴はコンテナを乗せれば隠れます。

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ここまでコム1形のつもりで作業を進めてきましたが、客貨車ガイドブックをよく読んだらコム1形は北海道内専用でEH10とは接点がない。EH10が牽くコンテナ特急「たから号」をイメージしているのだから、貨車もコキ5000のショーティーにしなければいけないのです。ということで急遽、魚腹型のフレームらしきものを作ってみました。本体は木、取付けベースはアルミのアングルです。

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本物は垂下がりの傾斜がもっと緩いのですが、そうすると底辺の水平部分が取れないので、だいぶ急傾斜になっています。

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それらしく見えるだろうか。コキ5000のショーティーだからコム50としましょう。

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床下のスケスケ感も隠せるから一石二鳥です。もう2両くらいあってもよさそうだけど、深入りは止めておきます。殿(しんがり)の車掌車はどうするかって、心配は無用、ちゃんとアテはついています。

コンテナ貨車を作る(その1)

 昨年の夏頃から100均ショップのセリアで販売されているコンテナ型の小物入れ。「鉄」の目にとまって密かに人気商品となり、最近はその種類もだいぶ増えているらしい。しかも大きさがほぼOゲージサイズだと聞けば放っておくわけにはいきません。我が家の近辺でセリアはどこにあるのかを調べてみると、新宿と吉祥寺のマルイにあるようなので、先週の18日に散歩がてら出かけてみました。

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最初に行った新宿のマルイ・アネックスには影も形もなし。100均ショップでもダイソーとはだいぶ客層が違い、若い女性が多い。吉祥寺店にはいろいろなタイプが置いてあったので、国鉄時代の6000という形式を4個買ってきました。ブリキ製で上蓋が外せます。標差なんかもプリントですが、なかなかいい雰囲気で、積み重ねることもできます。

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これを使ってコンテナ貨車を作るのは、Oゲージの専門店である「はぐるまや」のHPですでに紹介されていて、その作例では底の出っ張りを隠すため、貨車の床に枠を組んで落とし込むようにしています。私は小物入れとして使うつもりはないので、ミニルーターを使って底板を切取りました。

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底面より出っ張っている部分はヤスリで削ります。この時は本体に傷をつけないよう、マスキングテープで周囲を養生しておきました。

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平面に置いてガタのないように調整。切取った底面は使い道がなさそうです。

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お仲間のぬか屋さんは20フィートタイプとトレーラーのセットからボギー車のコキとコキフもどきを製作されてるとか。私はEB10に牽かせるので2軸車にします。床板は4mm厚のシナベニアから切り出し、寸法は実物のコム1形を参考にしましたが、急いでホィールベースをヨ5000形と取違え、コム1形より少し長めになりました。軸受けは板バネ可動のものが1両分あるので、取敢えずはこれに合わせて取付位置を決めます。もう1両は軸受けの手配ができてから対応します。

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コンテナの取付けはこんな具合。2mm厚と3mm厚の平角材を長手方向に渡し、木ネジ2本で固定します。

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上から見たところ。

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平角材とコンテナの接着にはこれを使いました。片面が多孔質材(木、紙、皮、布など)なら金属や塩ビとも接着できるということで、主成分の酢酸ビニールにエチレンが加わっているのが木工用ボンドとの違いのようです。半信半疑で使ってみたところ、木とブリキがしっかり固定されました。

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もう1両分の軸受けはジャンク箱から左のアンチ製が4個発掘されました。しかし、彫りが甘いし軸穴は3.5mmくらいで軸受け部分がいくらもなく、使えそうにありません。はぐるまやからはソフトメタルのリンク式と真鍮製のシュー式が発売されているようなので、土曜日(22日)の午後、神保町に出向いて現物を確認し、真鍮製(写真右)を4個買ってきました。

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この軸受けは内側に出っ張りがあります。このままでは取付け間隔が広くなってコンテナの固定に支障するので、1mm弱ほど削りました。

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取付け用に2mmの穴が開いて、型抜きのテーパーが付いているため2mmネジを通しても締付けられません。下穴としては少し大きめだけど2.3mmのタップをたてました。

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高さ調整として1mm板をかませたのですが、線路で転がすとガラガラと音が響きます。ならばと同じ厚さのゴムシートに取換えたところ、かなり静かになりました。

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2両並べたところ。最初は右の方の床面がほんの僅か高めでした。調べてみると高い方の車輪径が19mm、低い方が18mmだったので、これを入れ換えたらほぼ高さが揃いました。左が19mmです。昔の車輪は製造時期によってこのくらいの誤差は当たり前でした。

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EB10と並べてみました。このあと、連結器を取り付けましたが、急いだ結果の勘違いなどがあり、泥縄式にあちこち修正しています。

*本日(27日)、76歳になりました。次の年男まで頑張れるかな。


富士山をバックに撮る(その2、小田急電鉄)

この2週間ほど模型いじりに熱が入り、ブログの更新が後回しになってしまいました。富士山シリーズのその2となる小田急電鉄は、学生時代に新宿から57km先まで通学で乗っていたので、沿線の景色はほぼ頭に入っています。

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下北沢の次の世田谷代田はこのあたりで一番高い位置にあり、改札口を出てすぐ、環7を渡る「だいたふじみばし」の向こうに富士山が見えます。実はこの橋がかつての線路跡で、ここから線路は梅ヶ丘に向かって一気に下っていました。

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少し望遠にしてみます。Pの看板の先で線路が地下から出てきますが、右端の道路は本来の地形どおりに下り坂になっています。

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開口部の上はベンチが置かれた展望スペースになっています。175mm(350mm相当)で目一杯富士山を引きつけたけど、架線ビームが邪魔して車両の顔を抜けません。-0.3に露出補正してもまだ富士山は飛び気味です。

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画像処理でハイライトを30%くらい落とし、コントラストを少し上げています。これで実際に見た目くらいです。

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これと次のコマも-0.3補正しています。

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どう頑張っても架線ビームはかわせない。

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望遠にすると邪魔物まで引寄せられてしまう。露出補正は-0.7にしたけど、カメラ任せではコマごとに微妙なバラ付きが出てしまう。どう足掻いてもここはこんなもんでしょう。以下もすべて-0.7で撮っています。

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梅ヶ丘の上りホームから。富士山は家の屋根に乗ってしまった。

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経堂から喜多見までは線路からほんの僅か左に寄った位置に富士山が見えます。これは千歳船橋の上りホームからで、前方に見えるMSEは千代田線から戻って来た回送で緩行線を走行。左は御殿場行きの「ふじさん3号」。

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これも画像処理でハイライトを抑えています。

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このあたりもだいぶ高い建物が増えています。10年後はどうなっているだろうか。

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喜多見から狛江に向かって左にカーブするので、富士山は右側になります。和泉多摩川の下りホームからだと道路橋のアーチが見事に邪魔してくれます。

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左岸の堤防を少し下ります。富士山は車両の上に見えるけど、電線がやや目障り。

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河川敷のグランドからの砂塵がひどいので、少し線路寄りに移動。ここだと電車で富士山がほとんど隠れてしまう。

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時刻は11時過ぎ。もう2時間くらい早ければ、電車の顔にも陽が当たっているはず。次に狙う時は早起きしよう。

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一番奥側の緩行上り線だと、なんとか富士山の頭は見える。架線より高い位置から撮りたいけど、近くに立ち入れそうな建物はありません。風が強くて寒いので、富士山狙いはここまでとします。この先、神奈川県に入っても丹沢の山が邪魔して、富士山はその隙間からちょこっとしか見えません。秦野を出て直線区間に入った所で真っ正面に見えますが、今回は都内からのお手軽撮影に限定とします。

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降りた時は気付かなかったけど、和泉多摩川の改札内コンコースにこんなジオラマが置かれていました。見てのとおり、箱根湯本駅です。

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2・3両目が脱線しているけど、なかなかいい雰囲気です。

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製作は聞いたことのある会社ですね。

このところ寒さが厳しく、夜、布団に入ってもなかなか足先が暖まりません。年をとると発熱量も少なくなっているのでしょう。さてどうしたものかと考え、電気アンカを使ってみることにしました。「あんなの年寄りが使うもの」と思っていたけど、端から見れば疑うまでもない年寄りなんだから、遠慮する理由はありません。
 A4判より一回り大きいくらいで消費電力15W、値段は2000円ちょいというやつを買いました。足のあたりに置いて寝る15分くらい前に電源を入れておけば、ほんのり暖まっています。15Wだから一晩つけっぱなしでも電気代は僅かだし、寝付きもよくなって快適。これでこの冬は乗切れそうです。

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番外で1枚追加。2012年1月撮影で、富士山狙いではありません。同じ場所でJR東海の371系も撮っています。*拡大できます。


年賀状の当たり番号に対する考察

 16日にお年玉付き年賀状の当選番号が発表されました。1等、2等は関係ないものとして、3等は02、50、54の3本、私宛のクジ付き年賀状は96通来たので、確率的には当たりが3枚あってよいはずです。

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しかし、現実はなかなか厳しく、当たりはこの2通だけでした。番号を確認していると同じ数字のダブリがかなりあることに気づき、ちょいと分類してみました。
0代=8、04×2、08×2
10代=9、11×2、14×2、19×3
20代=10、21×2、25×4
30代=10、32×3、34×2、38×2
40代=9、42×2、44×2
50代=8、55×2、57×2
60代=11、62×2、63×3、66×2、68×3
70代=7、74×2、76×2、78×2
80代=13、84×3、85×2、87×3、88×2
90代=11、92×2、95×2、96×3

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スリーカードどころかフォーカードまであるのに、当たり番号はこれらをすべて避けているって、ちょっとできすぎじゃないか。責任者、出て来い!
 
ということで、毎年一度の恨み節でした。 

富士山をバックに撮る(その1、東急電鉄)

 北風ピューピューのこの時期、都内からは富士山がよく見えます。ならば、富士山と鉄道を絡めた写真も撮れるはず。これは関西の撮り鉄が逆立ちしてもできない、関東の住人の特権です。都心から富士山までは直線距離で130kmくらいでしょうか。西に行くほど近づきますが、近ければよいとはいえないようです。

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東急電鉄東横線は多摩川~新丸子間で多摩川を渡り、線路は北東から南西に走っています。これは左岸にある浅間神社の境内から2020年11月に撮影したもので、13時をすぎているから光線は完全逆光になりつつあります。この時は富士山が見えるなんて考えてもいませんでした。

PC023331
時は移って昨年の12月3日、午前中なら光線状態もよいはずと出かけてみたら、なんとバックに連なる山並みの上に富士山が顔を出していました。これは思わぬ儲けものと撮りまくったのですが、富士山を意識するとなかなか構図をきめにくく、1時間ほど試行錯誤した結果を並べてみました。参考までに撮影データを併記しておきます。画像はほぼノートリミングです。
60mm、f6.3、1/2000  *焦点距離は2倍すると35mm判相当になります。

PC023333
83mm、f6.3、1/1600。引退間近のメトロ7000系を引きつけてみた。もう少し富士山の上に余裕が欲しい。

PC023336
89mm、f6.3、1/1600。擦れ違いはシャッタータイミングが難しい。

PC023338
データは前のコマと同じ。編成が切れるのは中途半端な感じでまとまりが悪い。

PC023343
127mm、f6.3、1/1600。縦位置で思いっ切り引きつけてみた。

PC023344
175mm、f6.3、1/2500。富士山から右に振った所に雪を被った山が見える。通りかかったオバサンから「あの山はどこなんでしょうね」と聞かれたが、さぁどこだろう。秩父ではなさそうだし、かなり西の方なので「八ケ岳あたりじゃないのかな」と答えたけど、山に詳しい方、教えてください。

PC023345
65mm、f6.3、1/1600。横浜高速のY500系。なにやらヘッドマークが付いているようだ。7両まで入ったから、もう少しワイド寄りにすれば編成が全部入るかな。

PC023346
50mm、f6.3、1/2000。ちょっとアングルを変え、カメラを上流側に向けてみた。右上の高層ビル群が二子玉川。

PC023350
73mm、f6.3、1/2000。少数派の3020系が来た。このコマ以降、ピクチャーモードをビビッドからノーマルに戻したけど、違いはほとんどわからない。

PC023353
60mm、f6.3、1/1600。西武鉄道40000系。最初のコマの焦点距離に戻った。富士山とのバランスはこのくらいがよさそう。

PC023354
データは前のコマに同じ。少し左に振れば6連は収まる。

PC023357
54mm、f6.3、1/1600。8連もなんとか収まった。

PC023358
60mm、f6.3、1/1600。メトロ9000系リニューアル編成。

PC023359
データは前のコマに同じ。増備が進むメトロ17000系の8連。

PC023360
71mm、f7.1、1/1250。目黒線の主力だけども、意外と見る機会が少ない3000系。

PC023364
73mm、f7.1、1/1600。埼玉高速鉄道2000系。一番顔がでかく見える。

PC023368
40mm、f7.1、1/1250。緑一色で満貫! だいぶワイドになったけど、富士山はまだ認識できる。

PC023370
16mm、f7.1、1/1250。ここまでワイドにすると、富士山は見落としてしまう。

PC023372
38mm、f7.1、1/1250。メトロ17000系10連。なんとか10両も収まったけど、富士山とのバランスは6連くらいがよさそうに思う。

PC023373
ひととおり撮影できたので、神社にお詣りしてここは引き上げます。

PC023377
多摩川駅は目黒線の8連化に備え、ホームドアの整備が進められていました。
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