本日（30日）は午後から市ヶ谷～飯田橋間で桜をバックにE351系を撮ろうと思っていたのですが、空模様がいまひとつで迷っているうちに「あっ、もう間に合わんわ」となり、ならばと庭先の東中野に予定を変更しました。
　このところシグ鉄さんがカメラと真摯に取組まれているので、多少でも参考になればと撮影データを１点ごとに書き込んでいます。画像はすべてノーカット、ノートリミングで補正もしていません。


f6.3、1/500、76mm相当、ISO400。私はISO400、f8の絞り優先を基本の設定としています。この時は薄曇りだったので絞りをf6.3としてシャター速度を稼いでいます。


f6.3、1/400、64mm、ISO400。この区間は結構スピードが出ているので、シャッターは1/800以上にしたいところです。


f6.3、1/500、56mm相当、ISO400。桜が多く画面に入るよう、縦位置にしてみました。


f6.3、1/320、32mm相当、ISO400。足元に僅かですが菜の花が咲いているので、広角で強引に入れてみました。シャッターが遅くなり、少しブレています。


f5.6、1/800、32mm相当、ISO800。絞りを1/2段開け、感度も倍にしてシャッター速度を稼ぎます。


f5.6、1/640、40mm相当、ISO800。お立ち台になっている跨線橋のすぐ下、中野寄りに八重桜が咲いているので、これを絡めてみます。本来なら傾きを修正しないといけません。


f5.6、1/640、72mm相当、ISO800。狙った構図ではないけど、なんとなくシャッターを切ってしまった１枚。


f5.6、1/640、28mm相当、ISO800。桜がなるべく画面いっぱいに入る構図に変えてみたけど、もう少し電車の顔が見えるようにしたい。


f5.6、1/500、32mm相当、ISO800。まぁまぁだけど欲をいえばもう１ｍ前まで引きつけたい。


f5.6、1/640、32mm相当、ISO800。少し左に寄って。これなら電車の位置が多少ずれても問題ない。


f5.6、1/800、38mm相当、ISO800。これは右側２本の線路（快速の上下）の状態を見てください。白っぽくなっている所は噴泥現象が起きています。電車が通ると沈むので、実際に乗っていると直線なのに時々グラッときます。


f5.6、1/500、58mm相当、ISO800。懲りずに顔出しを狙ってみます。


f5.6、1/500、48mm相当、ISO800。この顔は絵になりません。


アスペクト比3:2ですが、この場合は少し下を切った方がバランスがよくなると思います。


f10、1/80、38mm相当、ISO400。顔出しはタイミング合わせが難しい。ならば電車を流してしまえと設定を変えてみました。


f16、1/20、40mm相当、ISO200。感度をギリギリまで落とし、スローシャッターにしてみたけど、これはダメだな。前のコマで手を打つか。


f4.5、1/1600、30mm相当、ISO1600。だいぶ暗くなってきたので絞りはほぼ開放、感度もさらに一段アップ。今度はスカートが切れた。約１時間、あれこれ試してみたけど、これ以上天気はよくならないので終了とします。

　レッドアロークラシックと桜、一応は撮れたものの桜の咲き具合がいまひとつ。昨日は天気が悪くても暖かかったから、１日おけばだいぶ状況は変わっているはずです。幸い今日（26日）も朝から快晴なので、３度目の撮影に出かけました。


9:27頃、現地到着。だいぶ華やいでいます。よく見れば枝の先にはつぼみもあるけど、一般的には満開といって差し支えないでしょう。ここに来る前、武蔵関を通過した「小江戸５号」がレッドアロークラシックだったのを確認しました。約１時間後には「小江戸16号」で上って来るはずです。 


前パンのクモハ2401形（通称：チョンマゲ）が先頭だったので撮ったけど、見事な串パンになってしまった。


踏切の脇から電車の顔を抜こうとトライ。後追いはなかなかタイミングが合いません。これ、１日１本の田無行き準急で、おまけに字幕車なんだけど。


前向きで来るのまで外したらアカン。顔洗って出直しした方がいいかな。


位置的にはいいけど、架線ビームの影が落ちた。


やっとまともなのが撮れた。


やはりこの場所が一番撮りやすい。


今日もドラえもんは働いています。


ここで上下が擦れ違う確率は非常に少ない。半日に１回くらいです。


10:15、「小江戸９号」が通過。あと10分ほどで本命が来るはずです。


10:28、来ました「小江戸16号」。クリーム色は飛び気味になるので、画像処理でハイライトを少し抑えています。


レッドアロークラシックの戻りは11:15頃に通過となるので、それまでに少し違うアングルを探してみます。外階段に入れる建物があったので、その４階から橋と踏切を俯瞰。


振返ったアングルは午後からが順光になります。線路の向こうは東京女子学院の中学と高校で、そのグランドにも桜があります。


３階の高さから。


地平に降り、橋の名前を入れてみます。長者橋というんですね。


戻って来るレッドアロークラシックは23日と同じ場所で狙います。ただし、１時間以上早いのでまだ下り先頭には陽が回らないから後追いにします。


列車の位置はこのくらいがベスト。カメラを柵にあてて固定し、モニターは見ないで列車の最後部が右の電柱にかかる寸前にシャッターを切ります（その方が成功率が高い）。


11:17に本命が通過。シャッター切るのがほんの僅か遅れたけど、ギリギリ合格点かな。この列車は本川越到着後に入庫となるようなので、これ以上の追いかけはできません。


駅に戻る途中、「鉄」がいなくなった長者橋からもう一度リベンジ。少し線路に近づき、右端に枝を入れるのは止めました。真ん中の電柱が気になるけど、編成は後尾まで入ります。


前パンも今度はすっきり抜けた。


花も写して、ここでの撮影は終了。来年もまた来よう。


電車に乗ってから、どうせなら新井薬師前～沼袋間の中野通りも見てみようと予定を変更しました。踏切を見通せる横断橋はご覧のとおり、かなりの密状態です。


その横断橋の上から。最前列にバスだとか大きな箱のトラックが止まると最悪です。


階段の真ん中あたりから。こういう時に限って黄色いのが来ない。


逆光を承知で反対側から。これはこれでいいのかも。


踏切が閉まっている時に道路を渡る人もいるんで、こういうアクシデントも覚悟しないといけません。


歩道の端から。道路の西側（画面左）にあった小学校が建替え中で、そちら側の桜が数本切られたため、左側が少し寂しくなっています。


2019年４月１日はこんな状態でした。


特急も通過。


レッドアロークラシックは来ないはずだし、腹も減ってきたので引き上げます。来年はどうなっているかな。

　東京は先週に桜の開花が宣言され、22日にはもう満開になったとか。そして数日前、西武鉄道からレッドアロークラシックが４月29日で引退という発表がありました。レッドアロークラシック（10000系第５編成）は昨年３月に池袋線から新宿線に転属しているので、いずれは新宿線内でも撮影しようと思っていたのですが、こうなるとモタモタしてはいられません。おりしも桜は満開、となれば狙うのは定点観測のあそこ、です。


新宿線で桜の名所といえば沼袋～新井薬師前間ですが、今は地下化工事中で騒がしくなっているので、こちら（武蔵関～東伏見）を選びます。


快晴の23日、まずは線路端に出たところで１枚。反対側の斜面には菜の花が咲いているけど、ちょっと邪魔物が多すぎます。


右が線路、踏切に通じる橋の上も撮影スポットですが、車の往来も多いので落ち着きません。道を真っ直ぐに行けば武蔵関公園に突き当たります。


橋の上から。この区間は結構スピードが出でいるので、1/500秒では完全に止められません。


10:27、１本目の特急「小江戸16号」が通過。踏切の障害物検知装置がモロに引っかかってしまった。


少し東伏見寄りに移動。手前のヤツデが目障りです。列車は秩父の温泉施設のラッピングが施されています。


11:05、２本目の10000系「小江戸18号」が通過。桜が暗く写るので＋0.7の補正をしたから、車両が少し飛び気味です。


稀少になった田の字窓の2000系も、結構頻繁に見かけます。この列車は10両全部が田の字窓。


12:04、３本目でお目当てが来ましたが、僅かに雲がかかって桜の色が冴えない。編成の真ん中あたりからはしっかり陽が当たっています。


そろそろ陽が西に回るので場所を変えます。同じ木なのに道路側はほぼ満開、電車と絡めたい川の上はまだおまけして五分咲きくらいです。


12:56、戻って来ました。プラス補正は0.3にしたけど、クリーム色主体なのでまだ飛び気味。画像処理でハイライトを少し抑えています。


前面が垂直な2000系は、下が引っ張られて傾いているように見えます。レンズの糸巻き収差が出るほど広角ではないし、バックの建物は垂直が出ているから、原因は縦走りのフォーカルプレーンシャッターによる歪みのようです。お目当ては撮れたし、腹も減ってきたので、本日の撮影は終了。


24日も快晴、暖かかったから１日たてば桜の状況も少しは変わっているだろうと、２度目の出陣です。前の日の夜、特急の時刻と運用も調べておきました。昨日より約１時間早く現場に到着です。


踏切の脇からはこのくらいが一番無難なようです。


田の字窓が唸りを上げて通過します。桜は少し花が増えたような気もする。


西武ライオンズのラッピング編成。


ドラえもんも動いていました。


３本目の特急もクラシックではなかった。ということはこれ以上待っても無駄。少々だけど締切が迫ってきた仕事もあるので、昼前に引上げました。

　東京は早々とサクラの開花が宣言されました。それに合わせたわけではないけど、昨年は中止になってしまった鉄道模型芸術祭が本日（20日）と明日、開催されています。


池袋は長らく通勤で通過していましたが降りる機会は少なく、今もって〇〇通りとかいわれてもピンときません。ここも駅から近いのに地下道が通じていないのは不便です。


会場前の広場。サクラもちらほら咲き始めています。前回来たのは確か2019年の暮。こんな輪っかはあったかな。


だいぶ時代がかったキャッチコピーです。


まずは地下１階、アトリエイーストの「懐かしの山手線＋ギミック2021」にお邪魔します。西武鉄道のラビュー（ショーティ）は走りだすとパンタが上がり、停車すると数秒後にパンタが下がります。その右に走っているのは戦前のオリンピックのための試験塗色編成。


山手線開業50周年の装飾を付けた編成。私も朧気に見た記憶があります。車両は中央線の72系全金車が貸出されました。


浜松町の小便小僧。


山手線には関係ない除草剤散布用のタンク車。どちらも水は出ません。


小池さんの全自動スイッチバックレイアウト。オープンから２時間足らずで、まだ快調に走っていました。


これはアトリエウエストのＭ８（エムハチ）だったかな。発想はおもしろいと思う。


卓上電鉄（だったと思う）、ラックレールで急勾配を上下します。


５階のNarrow Gauge Junction。推進してきたナベトロが中央の部分を通過すると荷台が傾き（左端の車両がその状態）、前進すると元に戻ります。
　久しぶりのイベントで顔馴染みにも何人か出会い、お互いの生存確認もできました。

　箱根登山鉄道のモハ109が３月21日限りで引退ということで、ＪＲから185系が引退したあとの箱根は「鉄」で賑わっているようです。


はい、写真見てください。吊掛式のモハ103、107が引退する2019年の７月に撮影しました。後ろはモハ106、104で旧型といっても足回りはみんなカルダン式になっています。今回もこの編成で走っているようなので、わざわざ出かけなくてもと思っていたのですが、晴れた日にも撮っておかないとあとあとまで悔いが残りそうなので、昨日（17日）、箱根行きを決行しました。


まずは金券屋でこれを仕入れます。１枚570円でした。昨年９月、伊豆箱根鉄道に行くときは390円だったので、だいぶ相場が上がっています。


小田原に着いたら一旦改札を出て、これを買います。2019年には1540円でしたが、消費税２％アップ分だけ高くなっています。


小田急1000形ですが箱根登山仕様なので、ラストランを告知する車内吊りが出ています。


入生田から３線区間。箱根に来たなという実感が湧いてきます。車庫内に109は見えなかったから、しっかり走っているはずです。


箱根湯本到着。線路フェチには見逃せないポイントが並んでいます。右端の線路の信号機の先に1500／750Ｖのデッドセクションがあります。


乗継ぐ登山電車はアレグラの３連。豪華だなぁ。座席はぞろっと埋まっている感じで、グループ客は部外者がとなりに座ることを拒否するオーラを出しまくっています。


上大平台のスイッチバック終端、およそ道がなさそうな金網の向こうにも「鉄」がカメラを構えていました。えぇ根性してるけど、金網越しの正面だけ撮ってどうするんじゃ。


宮ノ下でお目当ての編成と交換。先発の109編成が動き始めたところですが、どの駅も３連の長さギリギリなんで引きがとれません。


光線だの構図だのは無視してシャッターを切ります。


湯本から戻ってくるのは定番の大平台で狙おうと思ったのですが、先客もいるし、いつも同じ構図ではおもしろくないので、場所を変えてみます。


上大平台との中間あたりの踏切。ピンクの花が咲いている木がアクセントになるけど、正面がちにしか撮れません。左端の人は動画を撮っているようでした。


側面が少し潰れるけど、３色団子の状態がわかります。この左の小さい踏切にも数人がへばりつていました。


小涌谷で強羅からの戻りを待ちます。


広角の24mm相当でなんとか収まりました。


駅前には台風で不通になってから復旧までの写真が展示されていました。


次の彫刻の森まで乗り、駅前のローソンで昼食。それから線路と並走する道路を強羅まで歩きます。このカーブは足場が悪く、静止画より動画に向いています。


少し高さを稼げる位置から。


歩道は片側にしかなく、線路との境にはガードレールがあります。この高さなら足回りもそんなに隠れないけど、観光シーズンだったら車に被られっぱなしになるでしょう。


まぁまともに撮れそうなのは強羅駅手前の踏切だということを再確認しました。


次は旧型が来るはず・・・・・、あらら、運用差替えられたかな。そういえば一昨年の時も14時過ぎで一旦入庫だったなぁ。


来ないものを待っていても仕方ないので、こいつに乗ります。昨年から新しい車両に変わっているし、トコトコきっぷはケーブルカーまで有効なのです。


車内はなんとロングシート。左端は車椅子スペースです。


先代はスイス製だったけど、こちらは京王重機製です。


上半分の仕切りはコロナ対策であとから取付けましたというのが見え見え。恐らく竣工時はオープンタイプだったのだろうと想像します。


早雲山の乗り場はホームドアが付き、車椅子スペースに近いドアの所は水平になっています。


強羅からはアレグラのクロスシートに座って山を下り、湯本に着いたら再び旧型がお出まし。ただし、肝心のモハ109が外されて２連になっています。まぁこれも悪くはないけど。


発車したところは駅に続くペデストリアンデッキからなんとか撮れました。これで本日の撮影は終了・・・・のはず。


途中、入生田で車庫を確認。モハ109は建屋の中のようでした。ならば風祭で最後の寄り道です。ここはご覧のように鈴廣の店舗やかまぼこ博物館なんかもあります。


改札を出たら道路を少し左に行けば、そう、一昨年に引退したモハ107が店舗の一部（CAFE107）として保存されているのです。


緊急事態宣言により残念ながら休業でした。


現役時代には見られなかった連結面もしっかり観察できます。


残念ながら登山電車の後輩との出会いは叶いません。これで本当に撮影終了。帰りはロマンスカーを奢ろうかと思ったら、14時過ぎに柿生で人身事故があったためロマンスカーは運休になっていました。おまけに17時過ぎには新百合ヶ丘で信号トラブルが発生し、乗った快速急行は鶴川の手前からノロノロ運転。約20分延で新宿に到着しました。