モハメイドペーパーの      何が出てくるか2

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2020年04月

ちょっと変わったEB10

 外出の機会が減った分、ネットで鉄道会社のHPなんかもじっくり眺めています。もう1週間くらい前の発表ですが、東急電鉄が3月22日で鉄道線全駅のホームドア(一部はセンサー付きの固定柵)設置を完了したそうです。まだまだやっとこれから本格的に着手という会社が多い中、これはなかなか凄いことだと思います。一方、京王電鉄は代田橋~仙川間の高架化を2023年度に完成としています。現状はまだ用地買収も100%ではないのに、あと3年ちょいで完成するのだろうか。京急の品川駅地平化は約10年先のは話。これは完成するまで私の寿命が持つかどうか、微妙なところです。

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前振りが長くなりましたが、今月の15日、こんな荷物が届きました。

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プチプチでグルグル巻きになっています。

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出てきたのはこれ。0番3線式の電気機関車です。

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見てのとおり、EH10のショーティです。4月の初め頃、ヤフオクに出ていて、ちょっと気になるところがあったので、枚方のブリキ大王様にお願いして落札して貰いました。一応走るし、ライトも点灯します。

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3800円で出ていてずっと入札なし、これは楽勝と思ったら最後になって対抗馬が現れ、5800円で決着。まぁ相応のお値段でしょう。

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気になったところはここ、一般的なスプリングベルト連動ではなく、密閉式のインサイドギアで2軸連動となっているのです。

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反対側。このインサイドギアは3線式末期の頃、自動逆転機付きの電機で見たことがあります。密閉といってもブリキの加工なんで、埃除けのカバーと考えた方がよいでしょう。しかし、これじゃ注油はどうすればいいのか。ギアもどうやって固定しているのか。ケースはネジ止めではないので、分解は爪を折らないように気をつけないといけません。
 車体は下端を折り曲げてアングル状にしてあるので、ぐわぁと掴んでも凹む心配はありません。前面の継ぎ目もプレスで継ぎ代を作っているから、しっかりハンダ付けすれば一体プレスのように仕上げられるでしょう。いろいろいじりがいがありそうで、すぐにでも手を付けたいのですが、その前にEF65の工作を再開させないといけません。

鉄道強要講座(パンタグラフは何色か)

〇〇は忘れた頃にやってくる、それはこの強要講座のためにあるような言葉です。書いている本人も前回がいつだったか忘れていて、ちょっと調べたら2018年1月以来なので、2年以上のご無沙汰です。 
 で、今回のテーマはパンタグラフの色、何色だろうと電気が取れればいいのですが、模型を作る者にとっては結構頭を悩ます問題なのです。

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また同じ写真が出てきましたが、今回はパンタに注目してください。どう見ても黒ですね。少なくとも昭和40年代前半まで、PS13だとかPS11などの旧型は黒。私鉄も旧型(PT35あたりまで)はほとんどが黒でした。

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同時代の電機はというと、枠組は銀、フレームは黒という手の込んだ細工をしています。電車では151系とか153系に採用されたPS16が銀色で、これが非常に格好よく見えました。

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新性能車の元祖である101系はクモハ100、モハ100とも初期の50両くらいはPS13が付いていました。量産車は通風器もグロベンになったので、内心「72の全金車とたいして変わらないじゃないか」とガッカリしたものです。銀色のPS16になった101系を初めて見た時は、感激のあまり小便をチビリそうになりました。以来、私の頭には「パンタは銀に限る、銀でなくてはならない、銀でなければパンタとは認められない」という思いが焼き付けられたのです。

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時代は移り、昭和50年代あたりから、いつの間にか首都圏の電車のパンタはグレーになっていました。この張本人は大井工場のようで、ベンチレーターのグレーと共通化したものと思われます。大井工場は独創的な改造を行ったりしますが、急行形サロの回送運転台がある妻面を1色塗りにしたり、クハ153の前面幌当て座のステンレス枠を塗りつぶしたりと、いろいろな手抜きを実行しています。

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国鉄末期でも首都圏以外の郡山工場や長野工場はパンタを銀に塗るという伝統を守っていました。中央線の荷電は三鷹電車区のクモニ83はグレー、松本運転所のクモユニ82は銀という違いが見られました。JRになると電機、電車の区別なく、ほとんどがグレーになってしまいます。

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手前の予備パンタは汚れていないので、グレーなのがよくわかります。

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これもやや明るい目のグレーです。

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最近のパンタは枠組がステンレスになり、その部分は塗装が省略されています。フレームはグレーですが、汚れが付くと違いがわからなくなります。

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E257系は何故か黄色でした。「く」の字の部分はステンレスで無塗装です。新製時はグレーだったと思うので、なんらかの意図があって黄色にしたのでしょう。

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JR以外を見てみましょう。秩父の電機はグレー。

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岳南の電機、かなり明るいグレーです。

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ポッポの丘に保存されている元銚子電鉄のデハ701。これは塗ったばかりでギンギンです。

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都電も銀でした。

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西武101系。枠組以外は銀色のようです。

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西武6000系。枠組はステンレスのようです。フレームの横を黄色く塗っているのは、パンタ間の引通しがあるので、畳んでいても電気が来てる可能性があるから注意するようにという意味です。

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阪急6000系。枠組はグレーなのかステンレスの地肌なのかははっきりわかりません。フレームは銀のようです。

 ということで、最近のパンタは塗装と無塗装の部分が入り混じっています。模型でこれを正直に再現しようとすると、結構手間を食うことになりますが、そこまでの違いがわかる人は少ないでしょう。蛇足ですが、過去には東武がパンタを濃いめの青に塗っていたことがありました。京成も昔は台車と同様の緑が入ったグレーだったし、南海の11001系も新製時は床下も含め、車体と同じライトグリーンだったと聞いています。209系が出て間もなく、運転室からパンタを確認しにくいというので、試験的に枠組をオレンジに塗ったことがありました。
 以前の玉電製作記でOER3001氏さまからパンタの色についての突っ込みがありましたが、その理由は101系の項で書いたように、銀色のPS16の印象が非常に強烈だったからなのです。

82万アクセス

 本日(23日)の11時頃、82万アクセスとなりました。このところ在宅の人が多くなったせいか、私のところに限らずブログのアクセスが増えているようです。

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82という形式といったらまずこれでしょう。国鉄の特急網を全国に広げた立役者、キハ82です。個人的にはあまり縁のない車両で、乗ったのは気動車時代の「白山はくたか」と「はまかぜ」くらいです。写真の「くろしお」は名古屋で撮ったというところが貴重かもしれません。

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私にとって82という形式で馴染み深いのはこちら。中央線で115系と併結していたクモユニ82です。低屋根なので800番代、ユニですが荷物室は写真右端の窓ひとつ分しかありません。車体中央部に区分室を備えた本格的な郵便車です。

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蓮田の元荒川を渡るクモユニ74の3連、といいたいところですが、よく見ると真ん中はクモユニ82の50番代なのです。登場は800番代より新しく、クモニ83をベースとして郵便室は全長の1/3くらいのスペースになっています。この50番代は湘南色で2個パンタ、同じ車体で中央線用の0番代はスカ色で1個パンタという違いがあります。800番代3両、0番代6両、50番代2両という少数派でした。

 もうひとつ、国鉄にはモハ82という形式がありました。国鉄の新性能車は昭和34年6月から3桁の形式になりましたが、それ以前に登場した101系、151系、153系、155系には2桁の旧形式があります。修学旅行用の155系はモハ82、クハ89、サハ88と80代に押し込められたのです。私は昭和35年に中学の修学旅行で「ひので」を利用していて、乗ったのは旧形式のクハ89002、となりの電動車はモハ154・155になっていました。

地元商店街の日常

 緊急事態宣言が出たからといっても、定職のない年寄りの生活にそれほどの変化はありません。電車に乗る機会は減り、その分、家の近所を歩き回っていますが、商店街にはちょっとした変化が現れています。

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目立つのは弁当類の販売が増えたこと。店内での営業を自粛せざるを得ないので、その分をテイクアウトで稼ごうというわけです。駅から遠い庚申通りから見ていきましょう。ここでテーブルを出しているのは左の中華屋ではなく、路地の奥の飲み屋です。

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シャッターが降りているのはちょっと無国籍な洋風居酒屋。弁当を売っているのはこの2階のスナックです。

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中華レストランで、夕方からは店内で営業していますが、昼飯時は出入口に弁当を並べています。

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純情商店街の突当たり。営業しているのは牛繁ではなく2階の飲み屋。

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これは裏通りからの出張販売。

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一番駅に近いところ。となりの竹下精肉店は戦前からある(と親から聞いた)老舗です。以上はなんとか持ちこたえていますが、こりゃもうダメだろうという店もあります。

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2月28日に華々しくオープンしました。その前は餃子の一五郎は24時間営業でしたが、こちらは17~27時まで。自粛の煽りで20時に店を閉めたらほとんど商売になりません。なまじ広い店だから家賃も高いだろうし、おそらく再起不能と思われます。

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昨年春頃、ブームに乗ってタピオカ屋が北口に4軒オープンしました。これは一番駅から遠く、営業していたのは2カ月くらい。その後もテナントが入る気配はありません。

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駅から一番近く、竹下精肉店のとなりで、その前はちょい飲み屋でした。ちょっと奥行きがあるのですが、そのスペースがほとんど生かされず、3月中頃から閉まっています。ドデカイ看板なんとかせぇや。

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純情商店街のなかほどで店頭販売にはほどよい広さと思われます。メニューも豊富でそこそこ繁盛しているようでしたが、4月に入ってから閉店したままです。

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1枚目の写真の右に写っている店です。ここは和風のメニューもあり最も堅実な感じでしたが、1週間くらい前から閉まっています。一番のお得意さんである学校帰りの女子高生が途絶えたのが痛手だったのでしょう。以上、地元の商店街からのレポートでした。

こういうご時世なので

 これ、見るべし!

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