6月18日、時々雲がかかる空模様でしたが、梅雨入り前の貴重な晴れ間を無駄にはできません。先週の西武通いから一転して京急に足を向けました。

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京急は以前から平和島で定点撮影していましたが、昼間の空港系統が快特になってからは、狭いホームの先端で構えるのが安全上問題ありと感じて敬遠していました。本線筋は他の駅も同じような状況だから、都営線方面からの乗入れ列車をそこそこ安全に撮れそうなのはここ、糀谷しかありません。
 ということで11時過ぎに現地到着。まだ側面は十分に陽が回りません。都営車は5500形が幅を効かせています。前面のラインはスピード感を強調しているのだろうけど、あまり好きにはなれませんね。行き先表示はフルカラーLEDなのに1/1250秒てバーコード状態です。

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京急ファンからは嫌われているステンレス車体の1000形。私はそんなに悪くはないと思います。ただ、窓が開閉できるせいもあるのか、走るとアルミ車体より車内の騒音レベルが高い気がします。

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北総鉄道7300形、京成電鉄からのリース車両で、車号が7800代になっています。今やGTOの唸りが聞けるVVVF車は貴重な存在になっています。

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北総まで含めた相互直通30周年のマーク付きが来ました。

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マーク付きを後追いで。横浜方面はポイント制限なしなのフル加速だから、標準ズームの望遠端では追い切れません。

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アルミ車体の1000形。シーメンスのインバータでも音階は出ないタイプです。

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京成電鉄3700形。方向幕はフルカラーLEDになっているけど、高速シャッターには対応していません。

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8連の1500形で車号は1700代。雲がかかって色が冴えません。

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京成電鉄3000形。最近になって前照灯が白色LEDに変わっています。以前、京成の関係者から「当社は保安装置との関連から前照灯は白熱灯でないとだめ」と聞いていましたが、事情が変わったようです。京急もそれに合わせて前照灯のLEDは電球色にしていました。

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6連の1500形は4連と8連を組換え、VVVF改造したもの。これにより1600代が空きになっています。12時近くになった頃、若くて礼儀正しい「鉄」がやってきました。なんでも最近デビューした1000形のデュアルシート車がこのところエアポート急行の決まったスジに入っているそうです。

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彼の予言は的中しました。ちょうど陽の回りもよくなり、足回りも潰れません。ステンレス車体でも側面に凹凸が目立たないのが特徴で、そのためにだいぶ余計な金をかけているようです。4連は普通列車主体なので、昼間は2本併結してエア急に入れ、走行キロを稼いでいます。

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京成電鉄3100形。これも相互直通運転30周年のマーク付きです。前面デザインが変わり、帯もオレンジ色になったので、パッと見て京成のイメージが湧いてきません。あとから撮影データを見ると、京急車、京成車(3700形を除く)のフルカラーLEDはシャッタースピード1/1000でも切れませんが、都営5500形は1/500でも崩れる時があります。

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せっかくだから空港から戻ってくるデュアルシート車に乗ってみました。椅子そのものに大きな違いはありませんが、ドア間の8人掛けが6人掛けになり、1両で12人も座席数が少なくなっています(中間車基準)。20m・4ドア車は6人減だから座席減少率はかなり高い。

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乗ったのは神奈川新町まで。2-3両目には大型トイレがあるので、海側の側面は窓がありません。重量配分から2M2Tとなり、制御装置はサハに搭載されています。本来なら従来の1000形とは形式を分けてもよいくらいですが、相直車なのでなんとか1000代に収めたいのでしょう。
 ここで一旦改札を出て上りに乗換え、次の子安まで進んだら、先行の快特が人身事故で運転見合わせとなりました。運転再開までには1時間ほどかかりそうなので京急は諦めて国道を新子安まで歩き、JRで帰宅しました。