延々と引っ張った南海ネタもこれで最後とします。

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11月5日、今宮戎で朝練のあとは難波に出て、3階改札口近くの南海そばで朝食としました。南海そばはこの難波駅の3階と2階に1店ずつのほかは、新今宮の乗換え通路とJR天王寺駅のコンコース内の合わせて4店しかありません。かつては和歌山市にもあったはずですが、高島屋の撤退によるリニューアルで閉店となったようです。

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注文したのはイカ天そば。390円という値段からイカ天は三口くらいで衣だけになるんだろうと思っていたら、なんとご覧のとおりの超特大クラスがド~ン。着ぶくれではなくぎっしりと中身が詰まっていました。そば自体は可もなし不可もなしの標準レベルですが、このイカ天で390円という値段、東京なら490円でも高いとは思わないでしょう。

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メニューにはビール、ハイボール、酒もあるんで、その気になれば明るいうちからちょい呑みもできそうです。この画像は拡大できるので、興味ある方は東京の駅ソバと値段を比べてみてください。えび天が400円だし、490円のスペシャルそばも内容を確認したくなります。

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これも結構有名らしい割り箸タワー。富士そばでもよく見かけますが、こちらはやや控えめ。一番凄いのはなんでも2階の店だそうです。
これで関西の私鉄系駅そばは阪神電鉄を除いて制覇しました。来年は尼崎で阪神そばに挑戦です。

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こちらは天王寺店。左が近鉄阿部野橋に通じる横断橋になります。

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南海絡みの締めはこれ。撮った覚えがあるのに画像が見つからず、今回、とれいんの南海特集にあわせた原稿を書くのでフィルムをひっくり返して発掘しました。撮影は2000年1月、天王寺で看板の手前は天王寺支線の線路です。通過している車両が「はるか」なら絵として完璧なのですが、タイミングが合わず関空快速でお茶を濁しておきます。なお、この広告は現存しません。

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南海の撮影も終わり、新幹線で帰るにはまだ少し早いので、玉出の商店街を歩いてみました。岸里玉出の玉出出口から西側の26号線まで、アーケードの商店街が続いています。大阪は〇〇本通という表現が好きなようで、飛田本通だとか都島本通だとか、あちこちで本通が名乗りをあげています。

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大阪市内ではかなりの確率で目に付く有名なスーパー。玉出本通にあるからここが本店なのだろうか。実はスーパーではなく、玉出ホールだとか玉出会館とか玉出を冠したパチンコ屋がないかと前々から探しているのですが、意外と見つかりません。スーパー玉出が商標登録して押さえているんだろうか。

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地下鉄谷町線が通っている26号線が南港通と交差する少し手前にこんな店を発見。たこやきはわかるけど、ラヂオ焼きって何なんだ。ネットで調べてみると、すじコンニャクなどを入れて焼いた子供のおやつで、昭和8年に初代店主が販売を始めたとか。昭和10年、明石焼きにヒントを得てタコを入れたのが大阪のたこやきの元祖とされていて、一般的なたこやきよりやや小振りで紅ショウガは入らず、手を汚さないで食べられるよう、青海苔、ソースもかけないのが特徴だそうです。
 ラヂオ焼きという名前は、人目を引くよう、時代の先端だったラヂオに引っかけたという、かなりいい加減な理由のようで、モダン焼きなんかもこの類いでしょう。

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2014年、神戸電鉄取材の時に湊川で撮影。恐らくこれも同じような理由で命名されたのでしょうね。