モハメイドペーパーの      何が出てくるか2

かなり「鉄」分が多めの内容になっています。             2019年11月以前のバックナンバーはこちら。             http://jorctk.cocolog-nifty.com/                    カウンターはココログからの通算です。

0番EF65

竣工(完成)とします

長年付き合ってきたEF65も最後の仕上げの段階になりました。

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1月18日、窓ガラスの寸法を計り、所定の大きさに切り出します。嵌め込みは技術的に無理があるので諦めました。

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曲げた箇所が白くなりにくいというキャブロイド(エンドウから発売)を使います。固定は場所によって両面テープと接着材を使い分けるつもりでしたが、キャブロイドは塩ビ系なのでゴム系接着材が効かないことがわかり、すべて両面テープとしました。

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神戸に行く直前の2月8日、側面のナンバーを貼りました。

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神戸から帰ったら前照灯と尾灯にレンズを入れます。用意しておいたうちの半数は塗料の厚みできつくなったので作り直し。4mm径のアクリル棒を3.8mmと3.4mmに削りました。尾灯用は最後にプラカラーで赤を入れておきます。

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レンズが入ったら車内に光が漏れないよう、LEDの周りをテープで覆います。絶縁用のビニールテープを貼ったところ、凹凸のある部分への追随性が悪く、2・3日たったら端の密着しにくい部分が浮いてきました。

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新宿のハンズで買ってきたテープに貼り替えました。これはだいぶ強力そうです。 

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前面にも車号を入れないといけません。EF651047のうちEF65は一体ですが、1047は3種類のインレタから合成することになります。車体を保持しにくいのにバラ数字を組み合わせるなんて、逆立ちしたってできそうもないので、無理せずプレート式にします。最初は板厚が目立たないよう0.2mmの洋白板にしたところ、薄いのが仇になって板厚部分にうまく塗料が乗りません。0.4mmのプラ板に変更してなんとかなりそうという見通しがつきました。

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本日(3月7日)、ナンバープレートを貼り付け、最後の点検をしてから車体を被せてネジ止め。レールに乗せて前進・後進、ライトの切換えも異常ないことを確認しました。

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前面もこれで格好がつきました。ナンバーの接着は両面テープなので、多少の位置調整はできます。尾灯の赤はちょっと目立ち過ぎ。本物はもっと黒っぽいですね。

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1エンドを左にして公式写真風に撮ってみました。側面のナンバー下に入るメーカーズプレート、車体裾のエンドやATSの表示などは入手できたら取り付けることにします。パンタの摺り板位置を示す白三角は、16番のタンク車のインレタから流用。ちょっと小さめだけど、ないよりはよいでしょう。

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やや上から。ウェザリングはしません。

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サイドビュー。

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細かく見ると「こりゃまずいかな」という箇所もあります。2エンドのステップが少し上向きなのは、塗装してから気がついたので修正できません。

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1エンドの非公式側、窓下で塗り分け線の垂直が狂っているし、窓上の細いラインも乗務員扉のところで下がり気味です。修正しようと思ったけど、運転していればそんなに気にならないので、そのままにしておきます。

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となりにHOのEF65を並べてみます。車号も同じです。

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スケール違いの2ショットが実現したところで、0番EF65は竣工(完成)とします。完成を楽しみにしていた(はず)先輩、友人のうちの何人かはすでに他界され、遅かりし由良の助になってしまったのは残念至極。天国でこのブログは見られるのだろうか。

熱気充満のポートアイランド

3年ぶりの開催となった「鉄道模型とあそぼう」、会場のバンドー神戸青少年科学館はかつてない熱気に包まれていました。三宮から乗ったポートライナーは子供連れが多く、これは鉄道模型とあそぼうが目当てなのでしょう。会場がオープンする9時半にはまだ30分以上間があるのに、南公園で降りると小走りで私を追い抜いていきます。

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2月11日の8:55でこんなに並んでいました。縦矢印が切符売り場で、そこから列は赤線のように延びています。

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11:40、1回目のデモ運転が終わった直後ですが、観客はどんどん増えてきます。3年ぶりで運転要員もまだ完全に勘が戻っていなくて、3回目となる15時の回でやっと調子が出てきたという感じでした。それを見計らったように青春Mさんがご来場。午後になってもまだ入館するのに並んでいたそうです。来年はスタッフ用の入館証を用意するようにしましょう。1日目はバタバタしていてじっくり写真を撮る暇がなく、以下は12日の撮影です。

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11日に入館者は6000人ほどで、過去最高だったとか。大入り袋出ないのかな。9:45、まだお客さんが少ないうちにブログネタを撮影しておきます。EF65はセリアのコンテナ貨車とアメリカ型貨車を牽いて2日間快走しました。初日は1エンド先頭だったので、2日目は向きを変え、2エンド先頭にしています。前面のナンバーが入っていないのも、走っていればほとんど気付きません。

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10時からのデモ運転のあと、他のクラブもひととおり撮影しておきます。スペースは小さいけど密度の濃い「日本トロリーモデルクラブ」。こちらも解説はずっと同じ人が担当しています。

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16番で長編成が走り回る「ゼネラルトレインズクラブ」。

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NのGroup9 KANSAI。平均年齢が若いのは当然で、なぜかスタッフの人数が多い。

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JORC関西。今回は東京からK村会員がネコバスとドクターイエロー(もどき)を持ち込み、抜きつ抜かれつの追いかけっこが大ウケでした。

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私の一押しはこれ。個人用にヒノデモデルが製作した特注品で、たまたま修理で戻って来ていたのを試運転を兼ねて持ち込まれたそうです。本物顔負けのテカテカ塗装に特急の2枚看板が決まっています。

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相変わらず阪神車が多く、阪急は少数派の形式が目立ちます。

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EF65は流しがうまく決まらず、1/60でほぼ止められた。

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11日ほどではないけど、12日も昼前にはこの盛況。いつもより子供が多いかな。

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子供だけではなく、大人もかなり真剣な眼差し。これだけ注目されたらその期待を裏切らないよう、運転する方、喋る方も気合いが入ります。久々に仕事をしたなという手応えを感じた2日間でした。

EF65、あと一息

 正月気分も抜け、EF65はどうなったのかというと、塗装後の細かい修正作業で一進一退を繰返しています。


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12日、Hゴムなどの色差しがすんだ車体を足回りに仮乗せしてみました。窓ガラスは入っていないし、乗せただけでネジ止めもしていません。モニターは車体と同じ色のはずですが、それでは綺麗過ぎるので少し黒を混ぜてみました。もうちょっと黒を強めにしてもよかったかも知れません。

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よく見るとランボードの脇の段差に塗料が十分に回っていません。わかっていてしっかり吹いたつもりなんだけど、光線の加減では無視できません。リターダーシンナーで乾きを遅くしたラッカーを細筆で流し込むようにして修正しました。

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修正作業中に電話がかかってきたので、ひっくり返した状態でプチプチの上に置いたのですが、たまたま使っていたクリーム色が垂れていたところがあって、ランボードにべったり。

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パテ盛り、ペーパーがけして下地を整え、13日にこの部分だけもう一度吹付けです。

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実は雨樋とランボードの隙間も塗料がよく回っていません。ここはいくら吹いても回りがボテ塗りになるだけなので諦めるつもりでしたが、やはり気になります。余計な部分に色が回らないようマスキングテープで養生して、細筆で青を色差ししました。

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1エンドにはジャンパ栓受けを取付け。実はこのパーツが少しオーバースケールで、自連解放テコに当たってしまいました。解放テコを取付ける前に位置決めしていたので、そこまで気がつかなかったのです。栓受けの裏側を少しずつ削り、なんとか収まりました。
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太陽光で色調を確認。まぁ、ここで気に入らないと思っても、今さらどうにもなりませんが。

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本日(17日)、色差し部分に少し透けている部分があったのを修正。細かい所ばかり眺めているときりがないので、修正はここまでとします。1m離れれば気がつかないんだから。

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我が家は2020年に建替えが計画されていたので、ベランダはこんなことも黙認されていました。コロナとオリンピックの煽りを食って2年経過してしまい、このほどやっと着工の目処が付いたので、来週の24日に引っ越します。といっても移転先はとなりで所番地も同じ。しかし、借家ですから当分塗装はできません。仕上げ作業より荷物運びが優先となりますが、2月の神戸(鉄道模型とあそぼう)では竣工のお披露目ができそうです。

塗れた

 キットを買ってから40年以上経過している0番のEF65も、やっと完成が目前の状態になりました。

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昨年の10月30日から台車の塗装に取りかかり、12月14日に車体塗装の1回目、ミッチャクロンに続いて下塗りのグレーを吹きました。

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12月中には余裕で青も吹けると思っていたのですが、クリーム色は遮蔽力が弱く、少し濃いめにすれば柚肌やボテ塗りになるので、ペーパーがけしては再塗装の繰返し。写真の12月27日時点でもまだ小さな傷や塗りムラが発見され、イタチごっこは終わりません。結局、31日までコンプレッサーを回し、最後はリターダーシンナーを混ぜて乾きを遅くするという奥の手を使って、まぁいいんじゃないかなという状態になりました。

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年が明けて2日、ヨドバシでマスキングに必要なテープを仕入れました。スケールでは窓上の帯が0.9mm、車体裾が1.8mmになりますが、所定の寸法に切出すのは大変なので、既製品を使います。塗ってみてどうしても太すぎると思ったら、その時はその時で考えましょう。右の曲線用テープは意外と剥がれやすかったので、結局出番はなし。一番高かったのに。

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3日はマスキングに集中しました。といっても焦らず急がずです。帯の2mmはいいけど、1mmはガイドを使ってもなかなか真っ直ぐに貼れません。試行錯誤の結果、両端(運転室扉の所)で位置決めしたらピンと張り、直線が出ていることを確認したら真ん中あたりを押さえる、という方法でなんとかおかしくない程度の直線が出せました。

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前面のマスキングは4日に持越し。終わって最終点検をしたのが12:53。これなら今日中にいけそうと思い、棚の上からコンプレッサーを降ろして準備にかかります。

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13:42、青15号のひと吹き目です。

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青は延びがよくて塗りやすい。5・6回吹いたかな。16時過ぎには吹終わり、コンプレッサーを片付けました。

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17:45、マスキングを剥がします。蛍光灯のせいもあり、この時点では青が少し黒っぽい感じもします。夕食前にテープを剥がし終わって点検。ぱっと見たところでは致命的な吹込みなどはないようなので、このまま一晩乾燥させます。

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一夜明けた5日、太陽光の下でゆっくり眺めます。光線状態にもよるけど、青の色調は悪くない。帯の太さもこんなもんでしょう。

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細い帯もなんとか直線が出ています。

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よく見ると塗装ミスもありました。ここはしっかりテープ貼ったはずなんだけど。まぁこのくらいは想定内です。

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ここはちょっとヤバいよかな。特に窓上はなんとかしたい。帯の先端の丸い部分は治具を作ってテープを切出したので、なかなかないい感じに仕上がりました。

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ほかにもちょっとした吹込みがありますが、このくらいなら簡単に修正できます。まだモニター、パンタグラフ、避雷器の塗装があり、本体はHゴムの色差しなどをしないといけません。ここまで来て焦りは禁物。じっくり最後の仕上げに取りかかります。

塗装開始

 阪急淡路駅の改良工事とどちらが先に完成するのかと噂されているEF65(0番)ですが、実は10月末から塗装に取りかかっています。

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塗装の前にやっておかなければならないことがあります。ブレーキ引き棒の先端、写真の赤丸部分をそれらしい形にしないといけません。

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模型はこの部分です。だいぶ略式ですが、ネジの頭が見え見えなのは避けたい。

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もうパーツはできています。下敷きの実線の1マスが1cmだから、かなり小さい。パイプは内径2mmです。

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塗装してから取付けかなと考えていましたが、この部分はほとんど可動しないので、塗装前に固定しても支障はなさそう。ゴム系接着材で仮止めして、位置、角度がOKと確認したら、裏からロックタイトを流して固定します。

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10月30日、まず試験的に動力がない中間台車を塗ってみました。軸箱は台車枠に取り付けたまま。写真では軸穴が剥出しですが、このあとしっかりマスキングしています。

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満遍なく塗れました。吹残しがないか確認したらドライヤーをあて、さらに数日間自然乾燥させます。

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ブレーキ関係は支障なく取付けられました。ブレーキシューはプラ塗料のマホガニーを色差ししたけど、ちょっと控えめかな。といって錆色では少し目立ち過ぎかも知れません。まぁ、このくらいでよいでしょう。

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動力台車を塗るには、集電ブラシなどを外さないといけません。これとブレーキ関係の取付け穴は台車ごとに微妙な違いがあり、2台を一度にバラすと組立てで難儀しそうなので、1台ずつ塗装、組立てを行います。あとで迷うことはないと思うけど、念のため現状を記録しておきます。

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ギアボックスが真鍮の地肌のままというのはまずい。しかし、ギアの噛み合いは個々に調整しているのでモーターや車輪は外したくない。目立たなくなればよいのだから、見える部分だけ黒のビニールテープを貼りました。

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組立て完了、スムーズに動くことを確認しました。集電ブラシなど、側面から見えるところは水性塗料のタイヤブラックを塗っておきました。

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床板も細かいパーツは取付けたまま、ラッカープライマーとエナメル系塗料を刷毛塗りしました。サフェーサー吹きとペーパーかけを省略したので表面仕上げはいまいち。通常はしげしげと眺める所ではないから、木の地肌が見えなければよしとします。側受けと運転室下のステップは、ミッチャクロンを刷毛塗りしてからラッカーを吹いています。

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スカートは誘導員用ステップが黒なのでこの部分を先に塗り、マスキングしてグレーを吹きました。

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連結器、スノープロウの取付けベース(模型ではダミー)をネジ止め。

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最後にスノープロウをネジ止めします。これらの取付はすべて互換性がないので、1エンド、2エンド用を識別するポンチマークを付けています。

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エアホースはタイヤブラック、両端のホースのコック部分は白を色差ししました。赤丸部分のジャンパ栓受けは車体塗装後に取付けます。

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ブレーキ引き棒の先端は2mmくらい出っ張りますが、最小カーブで当りそうだったので切詰めました。中間台車の車輪を両絶縁にするのは無理なので、仕方ありません。直線での走行と標識灯の点灯は異常なし。次の例会(来年1月)でカーブの通過確認をする必要があります。それまでには車体の塗装も終わっているでしょう。 
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