モハメイドペーパーの      何が出てくるか2

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鉄道模型

塗れた

 キットを買ってから40年以上経過している0番のEF65も、やっと完成が目前の状態になりました。

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昨年の10月30日から台車の塗装に取りかかり、12月14日に車体塗装の1回目、ミッチャクロンに続いて下塗りのグレーを吹きました。

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12月中には余裕で青も吹けると思っていたのですが、クリーム色は遮蔽力が弱く、少し濃いめにすれば柚肌やボテ塗りになるので、ペーパーがけしては再塗装の繰返し。写真の12月27日時点でもまだ小さな傷や塗りムラが発見され、イタチごっこは終わりません。結局、31日までコンプレッサーを回し、最後はリターダーシンナーを混ぜて乾きを遅くするという奥の手を使って、まぁいいんじゃないかなという状態になりました。

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年が明けて2日、ヨドバシでマスキングに必要なテープを仕入れました。スケールでは窓上の帯が0.9mm、車体裾が1.8mmになりますが、所定の寸法に切出すのは大変なので、既製品を使います。塗ってみてどうしても太すぎると思ったら、その時はその時で考えましょう。右の曲線用テープは意外と剥がれやすかったので、結局出番はなし。一番高かったのに。

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3日はマスキングに集中しました。といっても焦らず急がずです。帯の2mmはいいけど、1mmはガイドを使ってもなかなか真っ直ぐに貼れません。試行錯誤の結果、両端(運転室扉の所)で位置決めしたらピンと張り、直線が出ていることを確認したら真ん中あたりを押さえる、という方法でなんとかおかしくない程度の直線が出せました。

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前面のマスキングは4日に持越し。終わって最終点検をしたのが12:53。これなら今日中にいけそうと思い、棚の上からコンプレッサーを降ろして準備にかかります。

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13:42、青15号のひと吹き目です。

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青は延びがよくて塗りやすい。5・6回吹いたかな。16時過ぎには吹終わり、コンプレッサーを片付けました。

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17:45、マスキングを剥がします。蛍光灯のせいもあり、この時点では青が少し黒っぽい感じもします。夕食前にテープを剥がし終わって点検。ぱっと見たところでは致命的な吹込みなどはないようなので、このまま一晩乾燥させます。

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一夜明けた5日、太陽光の下でゆっくり眺めます。光線状態にもよるけど、青の色調は悪くない。帯の太さもこんなもんでしょう。

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細い帯もなんとか直線が出ています。

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よく見ると塗装ミスもありました。ここはしっかりテープ貼ったはずなんだけど。まぁこのくらいは想定内です。

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ここはちょっとヤバいよかな。特に窓上はなんとかしたい。帯の先端の丸い部分は治具を作ってテープを切出したので、なかなかないい感じに仕上がりました。

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ほかにもちょっとした吹込みがありますが、このくらいなら簡単に修正できます。まだモニター、パンタグラフ、避雷器の塗装があり、本体はHゴムの色差しなどをしないといけません。ここまで来て焦りは禁物。じっくり最後の仕上げに取りかかります。

塗装開始

 阪急淡路駅の改良工事とどちらが先に完成するのかと噂されているEF65(0番)ですが、実は10月末から塗装に取りかかっています。

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塗装の前にやっておかなければならないことがあります。ブレーキ引き棒の先端、写真の赤丸部分をそれらしい形にしないといけません。

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模型はこの部分です。だいぶ略式ですが、ネジの頭が見え見えなのは避けたい。

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もうパーツはできています。下敷きの実線の1マスが1cmだから、かなり小さい。パイプは内径2mmです。

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塗装してから取付けかなと考えていましたが、この部分はほとんど可動しないので、塗装前に固定しても支障はなさそう。ゴム系接着材で仮止めして、位置、角度がOKと確認したら、裏からロックタイトを流して固定します。

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10月30日、まず試験的に動力がない中間台車を塗ってみました。軸箱は台車枠に取り付けたまま。写真では軸穴が剥出しですが、このあとしっかりマスキングしています。

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満遍なく塗れました。吹残しがないか確認したらドライヤーをあて、さらに数日間自然乾燥させます。

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ブレーキ関係は支障なく取付けられました。ブレーキシューはプラ塗料のマホガニーを色差ししたけど、ちょっと控えめかな。といって錆色では少し目立ち過ぎかも知れません。まぁ、このくらいでよいでしょう。

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動力台車を塗るには、集電ブラシなどを外さないといけません。これとブレーキ関係の取付け穴は台車ごとに微妙な違いがあり、2台を一度にバラすと組立てで難儀しそうなので、1台ずつ塗装、組立てを行います。あとで迷うことはないと思うけど、念のため現状を記録しておきます。

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ギアボックスが真鍮の地肌のままというのはまずい。しかし、ギアの噛み合いは個々に調整しているのでモーターや車輪は外したくない。目立たなくなればよいのだから、見える部分だけ黒のビニールテープを貼りました。

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組立て完了、スムーズに動くことを確認しました。集電ブラシなど、側面から見えるところは水性塗料のタイヤブラックを塗っておきました。

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床板も細かいパーツは取付けたまま、ラッカープライマーとエナメル系塗料を刷毛塗りしました。サフェーサー吹きとペーパーかけを省略したので表面仕上げはいまいち。通常はしげしげと眺める所ではないから、木の地肌が見えなければよしとします。側受けと運転室下のステップは、ミッチャクロンを刷毛塗りしてからラッカーを吹いています。

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スカートは誘導員用ステップが黒なのでこの部分を先に塗り、マスキングしてグレーを吹きました。

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連結器、スノープロウの取付けベース(模型ではダミー)をネジ止め。

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最後にスノープロウをネジ止めします。これらの取付はすべて互換性がないので、1エンド、2エンド用を識別するポンチマークを付けています。

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エアホースはタイヤブラック、両端のホースのコック部分は白を色差ししました。赤丸部分のジャンパ栓受けは車体塗装後に取付けます。

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ブレーキ引き棒の先端は2mmくらい出っ張りますが、最小カーブで当りそうだったので切詰めました。中間台車の車輪を両絶縁にするのは無理なので、仕方ありません。直線での走行と標識灯の点灯は異常なし。次の例会(来年1月)でカーブの通過確認をする必要があります。それまでには車体の塗装も終わっているでしょう。 

セミスケールのコンテナ貨車を作る(その3)

カプラ-ポケットを作ったものの、実質的に固定編成なんだから、中間はドローバーで差し支えなさそう。ならばと早速作戦変更です。ドローバー本体は真鍮板を切って穴を開ければよいのですが、ピンはどうやって作ろうか。長いネジそのままでは見てくれが悪いし、かといって丸棒にネジを切るにはダイスが必要です。この際だからダイスを買ってもよいけれど、まずは秋葉原で使えそうなものを探してみよう。

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この2点は9月25日にお買い上げ。写真ではわかりにくいですが、細長いのは2mmの真鍮棒にネジが切られています。西川電子部品で220円でした。この店は電子部品といっても半導体やLEDを扱っているわけではなく、工具類も扱っているネジ屋です。当然、ダイスもありますが、付属品も揃えると2000円近くになるので、これからの使用頻度を考えると買うほどではないと判断しました。右はエコーモデルの細密パイプで、外径2.4mm、内径2.0mm。西川のとなりのビルにイモンが入っているので、手早く用が足りるのはありがたい。

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パイプは8mmに切り、ネジ棒に被さるようにナットの位置を調整します。先端部とナットにハンダを流して固定し、反対側のネジは3.5mmくらいで切ります。パイプの先端はドリルレースで角を丸めておきます。

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これで一式揃いました。左の止めネジはHOのセンターピン用です。

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ドローバー本体は1mm厚で幅6mm。止めビス側は取付けベースに密着しないよう、0.5mm厚のワッシャをハンダ付けしました。

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5両を1ユニットとするので所要本数は8本。予備も2本ほど作っておきました。

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車体側の取付けベースは1mm板に2mmのタップを立て、スーパーXで床板に接着しています。

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連結した状態。取付けベースは丸鋸で切る時に切代分の計算を間違え、穴の左右が非対称になっています。レールに乗せれば見えないところだから修正はしません。

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上から見たところ。連結面間は設計値で16mmですが、これは取付けベースを接着する時の誤差で15.3mmくらいになっています。まぁ、実用上は問題ありません。

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台車が1両分しかないので、実際にレールに乗せてのテストはできませんが、半径2mくらいは余裕で通過できるはずです。

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カプラポケットは早手回しに20個分の材料を手配していました。7個組立てているので、これ以上作業する必要はなく、所要4個で残りは予備となります。

セミスケールのコンテナ貨車を作る(その2)

 8月はいろいろとドタバタしていて、セミスケールのコンテナ貨車は放ったらかしになっていました。9月に入って陽気がよくなるとEF65の塗装なんかも控えていますが、こちらもその合間を見ながら、取り敢えず2両を先行試作として工作を進めていきます。

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本体の台枠表現をどうするか。前回のミニボギー車では上面に1mm板を貼付けましたが、今回はまず薄手の紙を両側に1mmずつ出っ張るように貼付けました。

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その出っ張りをガイドに1mmのプラ角棒を接着します。これで上面はツライチになるものの、角材に紙の厚みが加わり、見かけの板厚が少しオーバー気味になるのが難点。もう1両は木の角材を貼りました。こちらは公称1mmでもやや細めなので、見た目はちょうどよくなります。下側は1mm厚、3mm幅の帯材を貼り付け。スーパーXを使ったらはみ出たブツブツがなかなか取れずに往生しました。

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20フィートコンテナを載せたところ。実物換算で18m弱だけど、結構見栄えがします。

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コンテナの止め方はミニたから号と同じ。長いのは固定用の幅板を縦2本にしました。

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数が多くなるので、固定用ネジ穴を決める治具も作りました。

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カプラポケットも量産します。チャンネル部分は強度を必要としないので、0.3tに変更しました。これでスジ彫りや曲げ加工がたいぶ楽になります。

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カプラポケットの取付け部分を切欠きます。

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高さ調整は現物合わせが一番確実です。床板の裏面から3mm下げた位置でぴったり。しかし、台車が別物になったら再調整が必要になります。

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これは仮のスペーサーなので、もうすこし体裁よく作り直します。

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スペーサーは床板に固定します。どちらも木だから相性はよい。

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切り欠きの寸法はカプラポケットに合わせるので、微妙に異なってきます。


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3mm厚の板を切って穴埋めします。ここまでの工作は現物合わせで効率が悪い。もう少しスマートな方法を考えないといけないのですが、なかなかいいアイディアが浮かんできません。

コンテナ貨車を作る、今度はホギー車だぁ(その2・完)

 家の外に出ない、靴を履かない生活が1週間。今朝で出された薬も飲みきりました。これで一件落着となるものなのか、一抹の不安も残りますが、いまのところ大丈夫のようです。幸い倦怠感はなく、体は普通に動くので、そこそこに模型工作も進めています。

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先週の土曜(6日)はこいつに働いて貰い、コンテナ貨車の塗装をしました。ぬか屋さんのと同じメーカーですが、こちらは昭和50年代に買ったもので、エアタンクはありません。消費電力は110W、最高圧力は3kg、水抜きフィルターを入れているので、実際には2kgくらいの圧力になります。

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塗装の前にこんなものを準備しました。

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こうすれば台車を満遍なく塗装できます。3本作ったのはEF65の台車を塗るためです。

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黒はのりがいいから4・5回吹けば十分です。クリップで咥えているのは連結器と玉電用のエアホース。EF65用を転用したのですが、これを本来の用途に戻し、新たにU-TRAINで仕入れた貨車用でそれらしくまとめました。ラッカーは艶があってテカテカなので、最後に艶消しのアクリル塗料で少し控えめの調子に仕上げています。

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貨車本体はラッカープライマーを吹くだけ。車体裾に貼ったプラの角棒は溶けずに無事でした。昼前から始めた作業は15時過ぎに終了。1両だし塗分けがないから楽勝です。

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車輪はタミヤのエナメル塗料を筆塗りしておきます。

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台車の車輪入れはちょっと面倒です。台車枠のバネを抜いた部分に枕梁を差し込むのですが、入ったと思うと車輪が抜けていたりで、知恵の輪みたいです。

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片方の台車は下の部分の形が悪く、別材で作ったパーツを接着しています。これを忘れて枕梁を嵌込むのに力をいれたら、見事にバラけました。接着はロックタイトがよいのですが、在庫品は固まってしまい使い物になりません。買い物に出るわけにもいかず、手持ちのスーパーXを使いました。こいつは最低でも24時間おかないと完全に硬化しないので、それまで車輪入れはできません。

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台車の接着を待つ間に玉電のエアホースを所定の位置に接着。赤のプラ塗料は顔料が分離してうまく塗れません。これも買い物に出られるようになったら仕上げます。

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1日おいて台車の接着を確認してから車体に取付けます。水平は狂っていません。カプラポケット部分の継ぎ目がうっすら見えますが、コンテナを乗せればほとんど目立たなくなります。

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コンテナを取付けました。ネジ止めなので乗せる位置も決まっています。

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デッキのある側から。こちらが1エンドになるのかな。

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反対側から。インレタにカタカナの「コ」がなくなったので、車号を入れるのはしばらくお預けです。

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ハンドブレーキが見せ場だけど、編成の中間に入るのであまり目立たないのは残念。

ということで、ミニたから号は機関車を入れて5両になります。19日からのJAMでお披露目となるはずですが、私が全日参加できるかは微妙なところです。
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