正式にはNHKみたいにファクシミリといわなければいけないのですが、ま、普通にはファックスで話が通じます。

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我が家にもあります。使い始めたのは1994年頃、鉄道友の会の会報編集を仰せつかり、連絡用に必要と思って自腹で買いました。出力は感熱紙で、細い線はかすれたり、読取りヘッドが汚れると縞模様が出たりしました。これは2005年に買換えた2代目で、普通紙ファックスといわれるタイプです。名前のとおり、普通紙を使えるのが売りなんですが、実際に使ってみると「なんだこれは」というアホなところがあります。

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A4のコピー紙を20枚くらいセットできる記録紙カセット。本体の後ろに取付けますが、この部分がチャチなできで外れやすい。取付けが不安定だから紙が送れなかったり、傾いたまま取り込まれ、中で詰まってしまうこともあります。印字はインクリボンを使いますが、原稿に合わせて行送りされます。極端な話、1行目に文字があり、以下ずっと空白、最後に1行というような場合、空白の分だけインクリボンも送られるのです。
 これを買った頃には鉄道友の会の編集担当ではなくなっていたし、ワープロからパソコンに代わってメールも使えるようになったから、ファックスの出番は少なくなっていました。それでも、JORCで行事の参加申込みなどに使う機会もあったので、なんとかご機嫌を伺っていましたが、いざ受信すれば紙送りのトラブルが出たりで、もう愛想が尽きました。

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記録紙カバーを開けたところ。左側の固定用爪が一部欠けてしまい、少し傾いています。直せなくはないけど、今さらその気もおきません。

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思いっ切りよく記録紙カセットは外しました。

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ディスプレイには「記録紙をセットせぇ」とかのメッセージも出ますが、そんなのは無視。オマエはもう、電話だけでいいんだよ。

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感熱紙の芯、こいつは踏んづけてゴロゴロすると足の疲れが取れるので、今でも愛用しています。

 というわけで、いまさらファックスで連絡しようという方はいないと思いますが、我が家のファックスは機能していませんのでご注意願います。