暖かかった今月の14日、思い立って旧東海道を新馬場から鈴ヶ森まで歩いてみました。新馬場から北品川までを歩いたのが2019年2月18日なので、今回は(その2)となります。すぐに行こうと思っいつつ、もう2年近くたってしまったわけで、歳月人を待たず を実感しています。

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時刻は11:11。ここから南に歩きます。

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いきなり古めの商店が出現。古いといっても昭和の初めくらいかな。右端の土蔵みたいな建物は街道松の広場のトイレ。

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こちらの方が年代物でしょう。看板が右書きです。

P1147165 天妙国寺
このあたりは寺や神社が密集しています。道路からは少し奥まっている天妙国寺。境内の奥は京急の高架に接しています。

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銅製の地蔵像がある品川寺。江戸六地蔵のひとつだそうです。

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海雲寺。後ろは青物横丁の駅になります。

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大井町に抜ける道路と交差。鮫洲商店街に入ると道幅が少し狭くなり、町名は南品川3丁目から東大井1丁目に変わります。

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こんな路地の奥にお稲荷さんがあるらしい。

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余所者が入りにくい雰囲気があるけど、矢印に従って進んでみます。

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突き当たったらさらに右へ。

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本当にこの先でいいんだろうか。

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ありました。鮫洲駅に入る手前、高架にへばりつくように鳥居と社が建っています。

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街道に戻ります。2階の手摺りに年代を感じます。寄りかかったらドリフのコントみたいに崩れるんじゃないかな。

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ちらっと見えた八幡神社。なかなか立派なお社でした。

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東大井2丁目に入るあたりで鮫洲商店街は終わり。なんともしょぼいアーチが建っていました。

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由緒ありそうな蕎麦屋「吉田家」。

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反対側(東側)に入る道の先は土手のようだけど、こんな所に川はあったっけ。

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なんと、京浜運河から分かれた勝島運河でした。土手は桜並木で、この運河沿いは「しながわ花海道」と呼ばれています。

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立会川駅に接する仲町稲荷の境内にある坂本龍馬像。この近くに土佐藩の屋敷があったので、龍馬とも縁が深いのだとか。

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砲台があるようなので、行ってみます。

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ありました。レプリカだけどよくできています。黒船来航に備えて江戸幕府が慌ててお台場なんかを作り、大砲も中には見かけだけの張りぼてもあったそうです。落語では寺の釣り鐘を転がして大砲のように見せかけた、なんて話もあります。

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駅名の由来になっている立会川。

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旧東海道が渡る浜川橋。

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その由来が書かれています。鈴ヶ森の刑場で処刑される人の家族などがここで最後の別れを惜しんだので、別名「涙橋」なのだそうです。

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鈴ヶ森は目前。左に「しながわ区民公園」が広がり、その南端に品川水族館があります。レンタサイクルがあるけど冬季は土休日のみなので、公園全体の散策は別の機会にします。

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13:02、鈴ヶ森刑場跡に到着。旧東海道はここで終わり、第一京浜に合流します。

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すぐ脇の横断橋から京急を撮影。その昔は50km/hくらいの制限がつく急カーブでしたが、現在は線形が改良され、快特は120km/hで通過します。このあと大森海岸駅近くのてん屋で天丼を食べて帰宅。駅そば以外の外食は久しぶりでした。