本日(1日)の昼前、86万アクセスとなりました。86が付く形式といったらアレしかありません。

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湘南型と呼ばれた80系の先頭車がクハ86形です。これは初期車の更新タイプで、いわゆる湘南顔ではありません。

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一世を風靡した湘南顔です。ちょいと垂れ目の2枚窓と、金太郎塗りと称された塗分けは、日本全国の鉄道車両に蔓延しました。写真のクハ86は座席間隔が拡大された100番代で、同様のモハ80は200番代になっています。東京を11時代前半に出る富士行きで、東京口に最後まで残った80系の列車でした。写真で見えているTc-M-Tが変則的な付属編成で、それにTc-M-M-T-M-T-M-M-Tcが連結された12連でした。

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同じ列車ですが先頭と2両目は全金属製の300番代です。クハの標記が「大タツ」となっているから、一時的な借入なのか、それとも静岡に転属した直後で、まだ標記を書換えていないのかも知れません。塗分け位置が正規の300番代とは異なるのは、担当の吹田工場が2色を同時塗装できる機械の位置設定を変えるのを面倒がり、0番代の設定のままで塗ったためだそうです。

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以下は頭に86が付く形式に範囲を拡大します。伊賀鉄道のモ860形ですが、元近鉄のモ820形なのは誰の目にも明らかです。この編成は昭和40年頃までの標準色を復刻したもので、820系がグリーンだったわけではありません。

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こちらはデビュー当時のステンレス帯を復元した編成。ただし、実際はアルミだそうです。

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近鉄には8600系もあります。この編成の最後尾がモ8619なのですが、残念ながら後追いは撮っていません。

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東武鉄道8000系の2両口がモハ8500-クハ8600です。写真の8605編成は秩父鉄道のATSを備えているので、今も生き残っています。

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東急8500系の渋谷寄り先頭車がデハ8600形。田園都市線の撮影は午後になることが多く、こちら向きの写真は少ないのです。

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最後は阪急にも義理立てしましょう。8000系の2両目が8600形なのですが、パンタもないからその次の8550形との違いがようわかりません。