24日付け、ぬか屋の徒然日記で紹介された581系見学会では、最後の方に小田急3000形SE車が編成短縮のため入場しているカットがあります。私もこの時に参加していたので、今さら同じ写真を出すつもりはありませんが、SE車についてはかなり珍しいシーンが撮れたので、忘れないうちにアップしておきます。

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ネガが見つからず、紙焼きからのスキャンなので画質が悪いのは目を瞑ってください。写真はクリックで少し大きくなります。見てのとおり、中間車を先頭車に化けさせているところです。骨組みの様子がよくわかりますね。

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中を覗いてみました。天井の中央部はクーラーが乗る部分の垂木が太くなっているようです。そして注目は赤丸の部分。荷物棚ですが、外していないのではなく外せない、つまり強度メンバーを兼ねているのでしょう。これはあとあとになって写真をよ~く眺めてから気付きました。

*追加しました。
台枠についての考察です。SEは連接車ですから台車中心は車体の外にあり、従って中間車では台枠に枕梁はありません。先頭車化では延長した台枠に枕梁を新設したことになりますね。

*余談になりますが、日本車輌は名古屋が本店、東京は支店で、東京で製造した車両は銘板にも「東京支店」の文字が入っていました。この時代になるとその区別はなくなり、東京製は「蕨」の文字が追加されています。門ミフ配属となった581系の第一陣も「蕨」の文字が入った銘板が付いています。