相鉄の見学会の話が発端となり、それより6年前、相鉄が朝夕に小田急の本厚木まで乗入れていたことをもう一度蒸し返してみたいと思います。海老名は小田急の車両基地ができるまでは何もない所で、駅も相鉄が厚木方面への乗継ぎの便を計るために開設し、小田急がそれに追随したものです。相鉄の車両が海老名から本厚木まで乗入れるのは戦時中から始められたようで、私が大学に入学した昭和39(1964)年の11月4日まで続けられました。
 乗入れは朝夕に限られていて、下りの急行で海老名を通過する時、相鉄線に戻る電車が上り線で信号待ちしているのはよく見かけていました。しかし、朝の通学途中に途中下車して撮影するわけにはいきません。幸いにも最終日となった11月4日は大学の文化祭だったので、授業を気にすることなく、少し早起きして小田急線を走る相鉄の電車を記録することができました。今みたいに何10枚もは撮っていないので、写っているコマは撮影順にすべて公開します。

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6000系の4連が本厚木に到着。海側の側線がバラスト運搬のホキ300形の定位置でした。

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かなり降りてきます。まだホームが低いし、上屋も申し訳程度しかありません。

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折返した横浜行きを厚木で撮影。ここは厚木市ではないので、ニセ厚木と呼ぶ人もいます。

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乗入れ列車の車種は限定されていなかったようで、2000系も入ってきました。先頭のモハ2003はパンタを降ろしていてもTc代用ではありません。

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これはオマケ。国鉄相模線も列車が到着したので、1枚撮っておきました。

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海老名を発車した小田急の下り線に入る相鉄6000系。左の安全側線で撮影しているのは職員でしょうか。一般人でもその気になれば立ち入れそうですが。

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先ほどの2000系が戻ってきました。先頭はクハ2506、小田急の下り線から相鉄線に入ったところです。

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6000系を少しアップで。薄日が射してきました。

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もう一度、本厚木に戻っています。小田原寄りで転線して上りホームに入る6000系。山側にも貨物用の側線が数本あり、両端にトフを連結した砂利トレーンが待機していました。

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相鉄と小田急の並び。左からクハ6514、クハ2468、クハ1454です。曇り空で少し眠い調子ですが、晴れたらもろ逆光ですから、これでよかったのかも。

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これが最後のコマ。右に停車している電機はED1041です。この翌日(5日)、小田急はダイヤ改正を行い、大型車の2600形がデビュー、8連の急行や快速準急も登場しています。

 ここでちょっとお知らせ。私、この週末の30日から入院します。実は5・6年前から前立腺が断りもなしに大きくなり、いろいろと支障が出てきたので、ひと思いに手術となったものです。月が変わった1日に手術して順調なら5日頃に退院の見込み。その間、ブログは放置されるし、メールの確認もできません。音沙汰がないからといって勝手に形見分けなどしないよう、お願い致します。