緊急事態宣言が出たからといっても、定職のない年寄りの生活にそれほどの変化はありません。電車に乗る機会は減り、その分、家の近所を歩き回っていますが、商店街にはちょっとした変化が現れています。

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目立つのは弁当類の販売が増えたこと。店内での営業を自粛せざるを得ないので、その分をテイクアウトで稼ごうというわけです。駅から遠い庚申通りから見ていきましょう。ここでテーブルを出しているのは左の中華屋ではなく、路地の奥の飲み屋です。

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シャッターが降りているのはちょっと無国籍な洋風居酒屋。弁当を売っているのはこの2階のスナックです。

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中華レストランで、夕方からは店内で営業していますが、昼飯時は出入口に弁当を並べています。

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純情商店街の突当たり。営業しているのは牛繁ではなく2階の飲み屋。

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これは裏通りからの出張販売。

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一番駅に近いところ。となりの竹下精肉店は戦前からある(と親から聞いた)老舗です。以上はなんとか持ちこたえていますが、こりゃもうダメだろうという店もあります。

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2月28日に華々しくオープンしました。その前は餃子の一五郎は24時間営業でしたが、こちらは17~27時まで。自粛の煽りで20時に店を閉めたらほとんど商売になりません。なまじ広い店だから家賃も高いだろうし、おそらく再起不能と思われます。

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昨年春頃、ブームに乗ってタピオカ屋が北口に4軒オープンしました。これは一番駅から遠く、営業していたのは2カ月くらい。その後もテナントが入る気配はありません。

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駅から一番近く、竹下精肉店のとなりで、その前はちょい飲み屋でした。ちょっと奥行きがあるのですが、そのスペースがほとんど生かされず、3月中頃から閉まっています。ドデカイ看板なんとかせぇや。

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純情商店街のなかほどで店頭販売にはほどよい広さと思われます。メニューも豊富でそこそこ繁盛しているようでしたが、4月に入ってから閉店したままです。

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1枚目の写真の右に写っている店です。ここは和風のメニューもあり最も堅実な感じでしたが、1週間くらい前から閉まっています。一番のお得意さんである学校帰りの女子高生が途絶えたのが痛手だったのでしょう。以上、地元の商店街からのレポートでした。