大阪ではずっと定宿にしているサウナがあったのですが、コロナが蔓延してからは雑魚寝というわけにもいかず、かといってビジネスホテルのユニットバスでは疲れが取れません。そこそこの値段でサウナ付きのホテルはないかと検索した結果、個室カプセルというのを見つけました。実は昨年6月、JORC関西の運転会の時に利用したのが最初で、これは関西特有のシステムのようです。

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今回泊まったのはグランドサウナ心斎橋。地下鉄のなんばから道頓堀川を渡って2本目の道を左に入った所にあります。7階建てのビルで1階がフロント、2・3階がカプセル、4・5階が個室カプセル、6階が食堂と休憩室、7階がサウナ・風呂というレイアウトです。ここに限らず、夜の8・9時台は客の9割方が若い人で、年寄りは肩身が狭い。サウナで骨の芯まで暖まったあとの水風呂はなんと水温16度。20度でも結構冷たい感じだから、皮下脂肪が少ない体では1分も入っていられません。

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これが個室カプセルの内部。通路とは鍵なしのアコーディオンドアで区切られ、中に机と鍵付きロッカーがあります。カプセルは2段ですが1段使用で、ルームナンバーの奇数は下段、偶数が上段になっていました。机もこのくらいの広さがあれば簡単な仕事はできます。

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こちらは昨年6月に泊まった神戸クアハウス。ロッカー、机とも必要最小限の寸法で、なんとか用は足りるけど、もう少し余裕が欲しい。料金を比べてみると、グランドサウナ心斎橋は金土曜の割り増しで4500円(実際にはネット予約で4400円)、神戸クアハウスは4800円と割高。風呂は神戸クアハウスの方が種類も多いけど、施設自体がやや古く、総合点はグランドサウナ心斎橋が95点、神戸クアハウスは80点というところでしょう。

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11日の朝食はここ。阪神電鉄尼崎のホーム下にある阪神そばです。その存在は知っていてもなかなか利用する機会がなく、気がつけば関西の私鉄系駅そばで未制覇は阪神そばだけになっていました。最近、わんわん氏の犬悔いでも紹介されているし、大阪出身の編集者からも「うまいですよ」と聞いているので、今回は絶対食べるぞと密かに誓ってきたのです。

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お品書き、ベースになるかけが290円で、トッピングはかき揚げが160円とやや高め。

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ちく天そばを注文。ちくわ天をちく天と短縮するのが関西流なのかはさておき、ちくわが丸々1本入って370円は、しぶそばも真っ青の驚異的な値段といえます。つゆは食べている時にはほとんどその存在を感じさせないのに、最後に飲み干すとうま味がじわぁ~と口の中に広がり、只者ではないことがわかります。これからがっちり仕事をするぞという時の朝飯には少し物足りないけど、駅そばにそれを求めるのは見当違い。12日の朝は吉野屋の牛カルビ定食でエネルギーを充填してポートアイランドに向かいました。

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最後にお上りさん目線の写真を少々。天気もよくなった11日の夜、道頓堀橋の上は外人観光客のグループが一斉にスマホを構えていました。実は私、大阪には何度も足を運んでいながら、ここに来たのは初めてなのです。目の前の橋はタイガースが勝つとトラキチがダイビングするので有名な戎橋。グリコの看板もシンボル的存在です。次の機会には心斎橋筋の商店街を歩いてみよう。

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朝のなんば交差点で北側を見たところ。夜は気がつかなかったけど、御堂筋は一方通行なのです。

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振り返って南側。同じ画面に近鉄と南海の駅が入るんだ。地元の人には見慣れた光景だから、珍しそうに立ち止まっているのは私だけでした。

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近鉄難波の1・2番ホームで「ひのとり」をアピールしている自販機を発見。

 最終日、いつもは新大阪から新幹線に乗るのですが、今回は新神戸からにしました。混んでいても新大阪である程度入れ代わりがあるだろうとの読みはほぼ当たり、京都で山側のE席を確保。待ち時間が少なかったので新大阪乗換えより30分くらい時間が短縮でき、21時前に帰宅できました。