今年中には完成となるはずのEF65、さて牽かせるものはどうしよう。昭和50年代という時代設定なのでブルーのタキ43000が一番ぴったりなのですが、自作するのはかなり大変。車種はなんにしても最低10両は欲しいから、そうなると財布にやさしく、そこそこ見栄えがするのはセリアのコンテナを使ったセミスケールものしか考えられません。

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車体は木と紙でなんとかなるけど、台車と車輪はちゃんとしたものを使わないといけません。で、16日の午後、はぐるまやに行ってみました。貨車用台車は2種類あり、集電シューのないタイプは1両分で税込み2420円。なかなかよいできで車輪もそんなにハイフランジではないし、今時車輪4軸だって2000円じゃ買えません。これならちょっと無理すりゃ10両分買えるなと思ったら、なんと在庫はこれだけで、メーカーのアトラスに発注のメールを出しても反応なし。HPも最近は更新されていないそうです。アメリカでも鉄道模型の先行きはあまり明るくないとかですが、いずれ再発売されることに期待するしかなさそうです。

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金型は3線式と共通なので、台車マウントのカプラー取付け台が付いています。そのままでも構わないけどなんとなく目障りなので切落としました。重量は車輪込みで約60g、手持ちのアルミダイキャストより10gくらい重くなっています。

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仮の床板を切出し、上心皿の高さ(厚み)をどのくらいにすればよいかを確認します。1mmのスペーサーを噛ませればフランジの床板への接触は避けられます。センターピンの穴は4.5mmと半端だったので5.2mmに拡げ、ピンは3mmネジに外径4mmと5mmのパイプを被せて段付きビスとしました。

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床面高さはショーティのボギー車より1mm弱高いくらい。まぁ問題ないでしょう。

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20フィートタイプ3個積みとするための材料を揃えました。シナベニア(4mm厚)は600×450で650円、375mm長の床板を10両分切出してもオツリがきます。平板は1mm厚の15mm幅で、魚腹型フレームにぴったりの寸法です。

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52mm幅の床板の側面に魚腹型フレームを接着します。木工ボンドだと薄板は水分を吸って反り返ったりするので、今回はボンドのウルトラ多用途を使いました。

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横梁を接着して台車を仮止めしました。奥のミニボギー車は270mm、セミスケールは375mmなのでかなり長い。

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20フィートタイプを3個乗せてみました。これは実物に換算すると18フィートくらいで、少し短めになっていますが、不自然な感じはありません。

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12フィートタイプ(国鉄コンテナを除く)はスケールどおりの長さで、これだとコキ5500の12フィート積み改造車に相当します。JRFのコンテナは機関車の時代設定と合いませんが、見栄えがするので細かいことは無視しましょう。セリアのコンテナもいつ製造打切りになるかわからないから、今のうちに必要数を確保しておかないといけません。