3月12日のダイヤ変更で日中に新宿~新松田間の急行がなくなり、これを補充するため地下鉄千代田線に直通する代々木上原~向ヶ丘遊園間の準急が急行に変更されています。準急は千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵、狛江に停車するため緩行線を走りますが、もしかすると複々線区間での急行線と緩行線の本数バランスを保つため、向ヶ丘遊園発着の急行(以下、便宜的に遊園急行とします)も緩行線を走るのではないかと思い、自分の目で確かめることにしました。

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代々木上原の発車案内。快速急行の後追いで走ります。遊園急行といえば私が大学に通学していた1964年の冬、東海大学の学生が加わって朝の下り急行の混雑が激しくなり、8時台に臨時の向ヶ丘遊園行き急行が1本設定されました。下りの回送を客扱いに変更したもので、翌春のダイヤ改正で相模大野行き急行になっています。当時、車両の方向幕には急行用の向ヶ丘遊園の設定がなく、この急行専用の方向板が新規に製作され、所定の列車で新宿に戻すよう、運用が決められていました。私が乗る列車のすぐあとに出るスジだったので、残念ながら写真は撮っていません。

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急行向ヶ丘遊園行きの到着です。

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先頭にかぶりついてどの線に入るかを確認。ポイントは急行線に入るように開通しています。あぁ、やはり急行線だと一安心、そのまま向ヶ丘遊園まで乗ってみることに。ところが、梅ヶ丘を通過中に上り線に目をやると、緩行線にメトロ車の急行、急行線にはほんの僅か遅れて小田急車の快速急行が並走しているじゃありませんか。これは一大事、上りがどこで緩行線に入るかを確認しないといけません。

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これは上り急行のかぶりつきで経堂を発車したところ。本来なら手前の渡り線で右側の急行線に戻るところですが、そのまま直進して緩行線に入ります。自動の案内放送はこの特例に対応していないようで、「発車後電車が揺れますからご注意ください」といっている頃、電車は我関せずとグングン加速していました。

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経堂を発車した我孫子行き急行。緩行線を走っているのがわかりますね。

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豪徳寺を通過。幸いこのE233系の前面ガラスはそこそこ綺麗で、行き先と種別ははっきり確認できます。ここで関係する駅の発時刻を調べてみました。登戸では遊園急行が毎時03、23、43分発、快速急行が06、26、46発、各停は17、37、57発で経堂で遊園急行を待ち合わせます。下北沢では遊園急行が14、34、54発、快速急行が1分差の15、35、55発となっていますから、私が見た並走は遊園急行が少し遅れていたのでしょう。

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カメラの動画スイッチが入っていて、ちよっとタイミングを外した写真になってしまいました。右のE233系遊園急行は停止寸前、後方の1000形は下北沢を1分差で追上げてきたの新宿行き快速急行で、代々木上原では両者間の乗継ぎができます。

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もうひとつ、おもしろい例がありました。唐木田発の上り急行は向ヶ丘遊園の4番線に入り、登戸までは緩行線を走ります。

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登戸では3分停車してその間に特急が通過。特急は原則として1時間に2本なので、12分発は空待避になります。

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登戸発車後は急行線に転線します。

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このあと、町田(一部は相模大野)~小田原間となった急行を撮りに相模大野まで行こうかと思っていたら、相模大野~小田急相模原間で人身事故が発生し、ちょうど到着した小田原行き快速急行は新百合ヶ丘行きに変更されました。

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各停も相模大野行きに変更されています。

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これは下北沢の案内。停車駅の表示は行き先に合わせて変更されているけど、新松田から急行に変わるという表示はそのままです。

 ということで相模大野から先の本線、江ノ島線の確認は次の機会とします。