横浜の関内で寄合いがあった3月29日、昼過ぎで中座してちょっと寄り道しました。
根岸からバスで10分ほどで横浜市電保存館に到着。ここは昭和47(1972)年まで市電の滝頭車庫がありました。現在、跡地はバスの営業所と市営住宅になっていて、その市営住宅の1階が市電保存館になっています。
入館料は大人300円、65歳以上は200円に割引されます。
7形式7両の実物が展示されています。屋内だから保存状態は文句なしだけど、車両間に柱があってまともな形式写真を撮るのはむずかしい。1500形はこんな塗色があったのだろうか。
500形の台車、台車枠と車体を結ぶのは1/4楕円の板バネで、初めてこれを見たときから、こんなんでしっかり保持できるのだろうかと思っていました。端が台車枠に食い込むようになっているけど、バネの効きは悪そうです。
市電全廃の時に運転された花電車。私も車庫を出る時から撮影していますが、車体の青はもっと淡い色調でした。
実物の写真は車内、台車としっかり撮りましたが、今回の目的はこちら。パノラマ運転場自体は珍しくないですが、サイズがOゲージなのは全国でもおそらくここだけだろうと思います。このレイアウトは1991年にリニューアルされた2代目で、今回、2度目のリニューアルを行うことになり、4月1日から当分の間運休となります。
駅部分のアップ。市営地下鉄、京急とご当地ものが揃っています。手前の線路は市電が走ります。
運転が始まるとそこそこ人が集まります。土休日ならもっと賑わうのでしょう。
地下鉄は1000形、京急は600形、市電は1500形です。
一番高い位置のエンドレスが新幹線。700系もいます。右奥に中華街の楼門が見えるのが横浜らしい。
500系。
EF65Pが牽く20系。よく見ると機関車は塗装が剥げているし、前後とも台車枠がなく、だいぶくたびれているのがわかります。
蒸機はD51、客車はスハ32系のようで、全車赤帯付きなのはちょっと演出過剰かな。10分ほどで1回の運転は終わり。
もうひとつ、Oゲージファンには見逃せないのが吉村コレクション。吉村といってもTBSのロンちゃんではなく運送会社の社長さんで、妙蓮寺の自宅倉庫の2階に運転場を作り、土日などに一般公開していました。昭和40年代、私も鉄道友の会模型部会で見学しています。
車両はほとんどがペーパーの自作。すべて交流3線式でした。この相鉄5000系、台車はDT23をベースにして下天秤式の軸箱回りやゴムブロックの枕バネなど、かなり手を加えています。
市電保存館のHPでは、ニューアルのためOゲージの運転は見納めとなっていて、これは現状のレイアウトを指すのか、Oゲージそのものがなくなるのかははっきりしません。個人的にはOゲージを維持して欲しいところですが、その可能性は何パーセントくらいだろうか。
最後にちょっと気になるニュースをひとつ。
「駿河屋」運営のエーツー 鉄道模型老舗「カツミ」買収 新旗艦店の集客強化へ|あなたの静岡新聞 (at-s.com)
根岸からバスで10分ほどで横浜市電保存館に到着。ここは昭和47(1972)年まで市電の滝頭車庫がありました。現在、跡地はバスの営業所と市営住宅になっていて、その市営住宅の1階が市電保存館になっています。
入館料は大人300円、65歳以上は200円に割引されます。
7形式7両の実物が展示されています。屋内だから保存状態は文句なしだけど、車両間に柱があってまともな形式写真を撮るのはむずかしい。1500形はこんな塗色があったのだろうか。
500形の台車、台車枠と車体を結ぶのは1/4楕円の板バネで、初めてこれを見たときから、こんなんでしっかり保持できるのだろうかと思っていました。端が台車枠に食い込むようになっているけど、バネの効きは悪そうです。
市電全廃の時に運転された花電車。私も車庫を出る時から撮影していますが、車体の青はもっと淡い色調でした。
実物の写真は車内、台車としっかり撮りましたが、今回の目的はこちら。パノラマ運転場自体は珍しくないですが、サイズがOゲージなのは全国でもおそらくここだけだろうと思います。このレイアウトは1991年にリニューアルされた2代目で、今回、2度目のリニューアルを行うことになり、4月1日から当分の間運休となります。
駅部分のアップ。市営地下鉄、京急とご当地ものが揃っています。手前の線路は市電が走ります。
運転が始まるとそこそこ人が集まります。土休日ならもっと賑わうのでしょう。
地下鉄は1000形、京急は600形、市電は1500形です。
一番高い位置のエンドレスが新幹線。700系もいます。右奥に中華街の楼門が見えるのが横浜らしい。
500系。
EF65Pが牽く20系。よく見ると機関車は塗装が剥げているし、前後とも台車枠がなく、だいぶくたびれているのがわかります。
蒸機はD51、客車はスハ32系のようで、全車赤帯付きなのはちょっと演出過剰かな。10分ほどで1回の運転は終わり。
もうひとつ、Oゲージファンには見逃せないのが吉村コレクション。吉村といってもTBSのロンちゃんではなく運送会社の社長さんで、妙蓮寺の自宅倉庫の2階に運転場を作り、土日などに一般公開していました。昭和40年代、私も鉄道友の会模型部会で見学しています。
車両はほとんどがペーパーの自作。すべて交流3線式でした。この相鉄5000系、台車はDT23をベースにして下天秤式の軸箱回りやゴムブロックの枕バネなど、かなり手を加えています。
市電保存館のHPでは、ニューアルのためOゲージの運転は見納めとなっていて、これは現状のレイアウトを指すのか、Oゲージそのものがなくなるのかははっきりしません。個人的にはOゲージを維持して欲しいところですが、その可能性は何パーセントくらいだろうか。
最後にちょっと気になるニュースをひとつ。
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